Hatoba(β):プライベートLANにクラスターを作成する
ここでは、お客様のプライベートLANに接続された Kubernetesクラスターを作成する方法を説明します。
ステップ1:プライベートLAN作成
クラスターを接続するプライベートLANを作成します。 既にご利用のプライベートLANにクラスターを作成する場合は本ステップはスキップします。 Hatoba(β)が利用できるゾーンにプライベートLANを作成して下さい。
コンパネ左上のプルダウンメニューから「ネットワーク」を選択します
ネットワーク図左上プルダウンから、利用するゾーンを選択します。(ここでは、 east-12 ゾーンを選択します)
ネットワーク図左上「ネットワーク上での操作」プルダウンメニューから、「プライベートLAN作成」を選択します。
プライベートLAN名、ゾーン、CIDR、料金プランを入力し、「確認へ」をクリックします。
入力内容を確認し、「作成する」をクリックします。
ステップ2:DHCPサーバー(ニフクラルーターを利用)作成
Hatoba(β)で作成される Kubernetes クラスターノードにユーザーのプライベートLANのIPアドレスを割り振るために、ニフクラのルーターを利用します。
左メニューから「DHCPコンフィグ」を選択し、「DHCPコンフィグ作成」をクリックします。
「自動割当IPアドレス」欄に、開始IPアドレス、終了IPアドレス、メモを入力し、「作成する」をクリックします。
- 開始IPアドレス:プライベートLANに設定したIPアドレス帯から選択します。
- 終了IPアドレス:プライベートLANに設定したIPアドレス帯から選択します。開始IPアドレスよりも値の大きいアドレスを設定します。
- メモ:必要に応じてメモを設定します。
作成されたdhcpコンフィグIDを控えておきます。
左メニューから「ネットワーク」を選択し、ネットワーク図左上「ネットワーク上での操作」プルダウンメニューから、「ルーターLAN作成」を選択します。
ルーター名、ゾーン、タイプ、料金プランを入力し、「ネットワーク選択へ」をクリックします。
- ルーター名:任意のルーター名を設定します。
- ゾーン:先の手順で作成したプライベートLANまたは既存のプライベートLANと同一のゾーンを選択します。
「ネットワーク追加」をクリックし作成された欄に、ネットワーク、IPアドレス、DHCP、DHCPコンフィグ、DHCPオプションを入力して「ファイアウォール設定へ」をクリックします。
- ネットワーク:先の手順で作成したプライベートLAN名、もしくは既存のプライベートLANを選択します。
- IPアドレス:プライベートLANに設定したIPアドレスの中で利用可能なIPアドレスを設定します。ここでは、10.0.0.1 を設定します。
- DHCP:DHCPサーバーとして構築するため、「有効」を設定します。
- DHCPコンフィグ:先の手順で作成したDHCPコンフィグを設定します。
ファイアウォールを設定し、「確認へ」をクリックします。
- ファイアウォール:必要に応じて設定します。ここでは「適用しない」を設定します。
設定内容を確認し、「作成する」をクリックします。
ステップ3:クラスター作成
左メニューから「クラスター」を選択します。
左上の「クラスター作成」を選択します。
「01 基本設定」タブでクラスター全体の設定を行い、「ノードプール設定へ」をクリックします。
「02 ノードプール設定」タブでノードプールの設定を行い、「確認へ」をクリックします。
「03 確認」タブで設定内容を確認し「作成する」をクリックします。
作成したクラスターのステータスが「作成中」から「稼働中」になれば、クラスターを利用することができます。 作成するノード数やサーバータイプによって、クラスターが「稼働中」となるまでに時間のかかる場合があります。