本文へジャンプします。

TOP

用語集

データセンターとは

2019年4月15日


「データセンター」とは

サーバーやネットワーク機器などのIT機器を設置、運用するための施設・建物のことを総称して「データセンター」と呼びますが、実際にはどのようなものなのでしょうか。

データセンターの役割

グループウェアの導入やデータベースを構築する際などにサーバーが必要となりますが、自社管理下にある施設にIT機器を設置し運用するオンプレミス形式では、スペースやセキュリティの観点から実現が難しい状況も多々あります。

これらの問題をクリアにするために利用することになるのがデータセンターです。データセンターでは、ユーザーが利用するサーバーなどのIT機器を安定稼働させることに特化しています。

データセンターの特長

それでは、データセンターを利用するメリットについて、具体的に見ていきましょう。主な特長は以下の通りです。

災害・火災対策 地震や火事など有事の際、サービスの提供に支障が出ないよう耐震構造が施されている。
継続的な稼働 電力供給が断絶した状況に備え、大容量の蓄電池や自家発電装置などを常設している。
セキュリティ対策 サーバー類の安定稼働の維持・管理、情報保護などのため、サイバー攻撃への備えやバックアップが実施されているほか、侵入者対策として監視カメラや厳重な警備体制を実施。

ほかにも温度や湿度の徹底管理されていることや、24時間365日を通して常に安定したシステム運用を行うための設備があるデータセンターと同環境の運用を想定した場合を考えると、データーセンターに委託した方が運用工数の軽減やコスト削減につながる場合があります。

データセンターの利用方法・提供サービス

続いて、データセンターの利用方法について解説していきます。データセンターの提供サービスには、大きく分けて以下のサービスがあります。

ハウジングサービス データセンターのファシリティを借りて、自前のIT機器を預け、事業側のバックボーン回線などの環境を利用して自社で運用する
マネージドサービス IT機器を預けるのはハウジングサービスと同様だが、サーバーのセキュリティ設定など運用を一部または包括して事業者が行う
ホスティングサービス 事業者が所有するIT機器をレンタルして運用。レンタルの形態は、共有または専有の2パターンから選択する

各サービスにはそれぞれ特長があり、主なメリットとデメリットは以下となります。

  メリット デメリット
ハウジングサービス ・サーバーの設定を変更せずに利用可能
・サーバールームの設置コストを削減
・BCPの強化
・厳重な監視/警備体制
・IT機器の運用/管理は自社で行う必要がある
・初期の回線導入や受入準備などに時間と費用が発生
マネージドサービス ・運用面などを事業者に委託するため、運用工数が軽減 ・ベンダーロックインに陥る可能性がある
・IT管理業務に関するノウハウが蓄積せず、それを活用する人材が育ちにくい
ホスティングサービス ・自社でIT機器を用意する場合と比較して、導入コストや運用工数が抑えられる
・容量別の料金形態が主流で、無駄のない運用が行える
・サーバーやネットワークなど構成の自由度が低い
・共用パターンの場合、他ユーザーの影響を受ける可能性がある
・トラブル発生時、事業者側の復旧処理を待たなければならない

富士通データセンターサービスのご案内

富士通では、最先端のセキュリティと堅牢な設備を備え、クラウドやネットワークを含めた豊富なメニューによりお客様に最適なサービスを組み合わせて提供しています。さらに、二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスの全体としての排出量をゼロにする「カーボンニュートラル」の実現に向けて、データセンターにおいても、冷却システムなどで発生する電力を再生可能エネルギーに置き換えるといった試みが進んでいます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加