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用語集

エンタープライズとは

2019年3月14日


エンタープライズとは

エンタープライズ(Enterprise)とは、「冒険」「企業」「事業」といった意味を持つ英単語ですが、IT分野では、市場や製品カテゴリー区分を表します。その中でも大企業や中堅企業、公的機関といった、規模が大きい法人に向けた市場や製品のことを指して使われるのが一般的です。

IT業界のエンタープライズは「大企業や政府機関など大きな法人を表す」言葉

エンタープライズが大企業を指すのに対し、中小企業を「SMB(Small and Medium Business)」、自宅や小さな職場を利用してビジネスを行う事業者を「SOHO(Small Office/Home Office)と呼びます。

また、ソフトウェアやサービスなどの製品カテゴリーで用語が使われる場合、製品やサービスのラインナップ上、企業向け・業務用のハイエンドに位置するモデルやエディションをエンタープライズと呼ぶのに対して、一般消費者・個人向けの製品を「コンシューマー」と言います。

例えば、OSの「Windows 10」のエディションを例に見ると、コンシューマにあたるのが「Windows 10 Home」、SMBやSOHOなどを含む企業向けが「Windows 10 Pro」、大企業向けが「Windows 10 Enterprise」という位置づけになっていると言えます。

全社規模のシステムを意味する「エンタープライズシステム」

エンタープライズという言葉は、カテゴリー分けとしてだけでなく、「エンタープライズシステム」のように、情報システムの面でも使われるケースがあります。

エンタープライズシステムとは、官公庁や企業で使用される業務システムや情報システムなどのうち、なかでも大規模なシステムのことを表します。

エンタープライズシステムは、特定の部署だけではなく全社規模で稼動するシステムのため、機能や性能、価格はもちろん、拡張性や安定性、可用性、信頼性、セキュリティなど、すべての要素において高いレベルが求められます。

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