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用語集

ネットワークアタッチドストレージ(NAS)とは

2019年5月13日


ネットワークアタッチドストレージ(NAS)とは

コンピューター上のデータを長期保存するために使われる、ハードディスクのような補助記憶装置を総じて「ストレージ」と呼びます。ネットワークアタッチドストレージ(NAS)とは、その名の通りネットワークに接続され、ネットワーク内のコンピューター同士で共有できるストレージです。

ネットワーク内でのファイル共有を可能にするストレージ

ネットワークアタッチドストレージ(NAS)は、一般的には省略して「NAS」と呼ばれます。NASはいわゆる「ファイルサーバー」と同様の、ファイル共有機能を提供するストレージです。最近では「ネットワークHDD」などの名前で、一般家庭や企業向けにも数多くのアプライアンス製品が販売されています。

NASはNFSやCIFSといったファイル共有プロトコルを利用して、NAS本体に接続されたストレージ上のディレクトリを、ネットワーク越しに共有します。クライアントとなる各コンピューターは、NAS上の共有ディレクトリをマウントして利用します。マウントした共有ディレクトリはローカルのディレクトリと区別することなく扱えるため、ネットワークの存在を意識せず、NAS上のファイルにアクセスできます。

ネットワークアタッチドストレージ(NAS)の特徴

1台のサーバーが占有するブロックストレージに対し、複数のコンピューターから同時にマウントできるのがNASの特徴でありメリットです。NAS上でデータを一元管理できるため、複数のサーバーが同じデータを参照するような際にも、各サーバーが個別にデータを持つ必要がありません。NASを利用するとデータの更新の手間が省けるだけでなく、サーバー間のデータの不一致が起きません。これは複数のユーザーが同じデータを編集するような場合も同様です。

NASは家庭や企業内では共有のファイル置き場として、クラウドでは複数のサーバーでストレージ(データ)を共有したい場合に利用されるストレージです。ニフクラでは、複数のサーバーから同時にNFS/CIFSでマウント可能なストレージとして「NAS」が提供されています。

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