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仮想サーバー設定べからず集

ドキュメント情報

区分

Tips

リリース日

2023年02月27日

留意事項

2023年01月 時点の機能をもとに作成しております。
機能は順次エンハンスされますので、検討時にはニフクラホームページにて最新情報を確認ください。

■ニフクラホームページ

https://pfs.nifcloud.com/

はじめに

  • 本ドキュメントの目的

    • 本ドキュメントは、ニフクラの商談対応や、システム設計の担当者がニフクラを利用してシステム設計・構築するうえで留意すべき事項等を予め認識し、商談対応やシステム設計・構築を円滑に行えるようになることを目的としています。

    • ニフクラサービスの変更は最新のドキュメントを参照してください。

  • 本ドキュメントの読者

    • ニフクラを利用してシステム設計、構築する方

仮想サーバーへ接続不可となる操作

SSHキーファイルを削除してしまった場合の復旧
  • Linux系OSで仮想サーバーを作成した際に指定したSSHキーファイルは、大切に保存し 紛失や誤って削除しない よう注意してください。また、仮想サーバー内に生成されたキーペアファイル(“authorized_keys”)も 削除しないでください。

    • ダウンロードしたSSHキーファイルや、仮想サーバー内のキーペアファイルを削除すると、以後、仮想サーバーに対してSSHキーを使った ログインができなくなります。

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  • 復旧方法

    • コントロールパネルのコンソール画面からログインし、対処をしてください。
      ※Linux系OSでは、rootユーザーのパスワードは設定されていない状態で提供されています。以下2つの対処方法があります。

      • コンソール画面接続時にシングルユーザーモードでログインする

      • 事前にrootユーザーのパスワードを設定しておく(rootユーザーでコンソール接続可能)。

DHCP IPアドレスを変更してしまった場合の復旧
  • 仮想サーバーの グローバルIPアドレス共通プライベート に接続されたプライベート側のIPアドレスを、デフォルトのDHCP設定から 変更しないでください。

    • CentOS:インターフェース設定ファイルで静的にIPアドレスを設定して再起動しても、設定したIPアドレスで 接続できません。

    • Windows:ネットワークのプロパティ設定にて静的IPアドレスに変更して適用しても、設定したIPアドレスで 接続できません。

    • また、いずれも禁止事項に該当します。

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  • 復旧方法

    • コントロールパネルのコンソール画面からログインし、復旧を試みてください。
      ※Linux系OSでは、rootユーザーのパスワードは設定されていない状態で提供されています。以下2つの対処方法があります。

      • コンソール画面接続時にシングルユーザーモードでログインする

      • 事前にrootユーザーのパスワードを設定しておく(rootユーザーでコンソール接続可能)。

ニフクラトラブルシュート

ニフクラトラブルシュート
  • 仮想サーバーをはじめ、お客様よりよく頂くお問い合わせやトラブルシュートなど、ニフクラ設計や構築の際に役立つ情報をまとめて公開しています。

  • ニフクラFAQ(よくある質問)『トラブルシューティング』内のFAQ
    https://faq.support.nifcloud.com/category/show/93

  • ニフクラFAQ(よくある質問)
    https://faq.support.nifcloud.com

トラブル事例/留意事項

ファイアウォール設定
  • ニフクラは、サーバー作成時グローバルIPアドレスを付与した場合、作成後直ちにインターネットに接続されます。サーバー作成時には、必ずファイアウォールを設定してください。

  • DBサーバーなど、インターネットに接続する必要のないサーバーについては、グローバル側のインターフェースを利用しない選択肢もあります。

  • ネットワーク不通などのトラブルについては、ニフクラファイアウォール設定が影響している可能性があります。コントロールパネル上より、ファイアウォールグループのログを参照することで、ニフクラファイアウォールによって遮断された通信が確認できます。

ニフクラバックアップについて
  • ニフクラのバックアップ機能の制限

    • ニフクラのバックアップ機能は、不特定多数の利用者が利用する機能のため、時間枠ごとに設定数の上限が決められています。このため、希望の時間帯でバックアップ定義を設定できない可能性があります。

    • また、長時間のバックアップ動作は他の利用者に影響を及ぼす可能性があるため、一定時間以上のバックアップは強制終了される可能性があります。更新差分量の目安としては、1回あたりの差分データが50GBとなります。

    • 対策

リージョンごとの機能差について

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ディスク障害時の対処について
  • サーバーのローカルディスク、増設ディスク障害時、利用者でその後の対処を必要とする場合があります。

  • 障害・お知らせ通知で復旧報が届いた後、サーバーの状態を確認してください。

    • サーバーの状態確認で、リードオンリーとなっているかに関して以下FAQを参考にしてください。

    • リードオンリーになっている可能性が高い利用者には、復旧報とは別に通知することがあります。

  • 状態による対処例

    OS

    状態

    対処

    Linux系

    ローカルディスクがリードオンリー

    サーバーの再起動を実施

    増設ディスクがリードオンリー

    1. 増設ディスク領域を一旦アンマウントし、その後以下のコマンドを実行
      #fsck -y [filesys]
      [filesys]には/dev/sdb1等のファイルシステムのマウントポイントを指定

    2. 再マウントを実行

    ローカルディスク、増設ディスク両方がリードオンリー

    シングルユーザーモードでログインし、コマンドを実行

    1. ニフクラコンソールを起動

    2. サーバーを再起動

    3. シングルユーザーモードでログイン
      #fsck -y [filesys]
      [filesys]には/dev/sdb1等のファイルシステムのマウントポイントを指定

    4. 再起動を実施してください

    サーバーの動作が不安定

    サーバーの再起動を実施 [1]
    fsckの進捗はコンソールで確認してください。


    1. 再起動時にfsckが実行される場合あり

    増設ディスクのマウントが正常に行われていない

    ディスクの再マウントを実施

    Windows系

    サーバーの動作が不安定

    サーバー再起動を実施

稼働不可状態となる操作
  • Linux系 OS上で /dev/port を対象に読み取りを行うとサーバーが稼働不可状態となり、当社側で検知・復旧するまでお客様側で操作ができなくなります。
    詳細は、以下を確認してください。

  • Red Hat系Linux 7以降、Ubuntu 16.04以降のOSでは、起動時スクリプトでSSHの起動および再起動をするとサーバーが起動しなくなり、サーバー作成時ではサーバーが削除されます。systemctl restart sshd等のコマンドは指定しないようにしてください。

Acronisエージェントが最新版ではない場合
  • バックアップ/セキュリティサービス(Acronis Cyber Protect Cloud)を利用時の場合、Acronisエージェントは最新版にアップデートすることを推奨しております。
    詳細は注意事項:お問い合わせについてを確認してください。

導入のご相談はお電話でも受け付けております。

0120-22-1200

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受付時間:9:00~17:45(土日祝・当社指定の休業日を除く)
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