DBサーバーの構築・運用・規模拡大の作業を、分かりやすいUIから簡単に行うことができます。
スタンドアローンのDBサーバーから始めて、2台の冗長化構成に変更したりリードレプリカを追加したり、ビジネスに合わせた柔軟なスケールアウトが可能です。
ニフクラPaaS概要
ドキュメント情報
- 区分
-
ガイダンス
- リリース日
-
2023年02月27日
- 留意事項
-
2023年01月 時点の機能をもとに作成しております。
機能は順次エンハンスされますので、検討時にはニフクラホームページにて最新情報を確認ください。 - ■ニフクラホームページ
1.はじめに
本ドキュメントについて
-
本ドキュメントの目的
-
本ドキュメントは、ニフクラのPaaSを活用し、アプリケーションの開発/運用を検討しているSEに向けて、ニフクラPaaSの適用判断を円滑に行えるようになることを目的としています。
-
-
注意点
-
システム要件によっては ニフクラ適用不可 となる場合があるため、記載内容をご確認いただき、適用可否を判断してください。
-
-
ニフクラサービスの変更は最新のドキュメントを参照してください。
本ドキュメントの対象について
2.サービス概要
PaaSとは(一般論)
-
IaaS:仮想サーバーやストレージなどのシステム基盤を提供します。
-
開発実行環境の設計/構築、および保守/運用は利用者にて行います。
-
-
PaaS:開発実行環境を当社もしくはクラウド事業者が提供します。
-
利用者はアプリケーション開発に専念できます。
-
開発実行環境の構築作業を簡略化、短期間で利用が開始できます。
-
利用状況に応じてシステムの利用リソースを調整し、利用した分だけの課金にできます。
-
利用できるプログラミング言語/DBMSや実行環境の構成などは、各PaaSごとに規定されています。PaaS利用開始前に、要件を満たすことができるか確認が必要です。
-
-
PaaSの特長
-
「アプリケーション開発の効率化」をサポート。
-
必要な環境が揃った状態で提供されるため、サーバー構築・運用コストを削減できます。
-
運用負荷を軽減し、アプリケーション開発へのリソース集中が可能です。
-
PaaS 一覧
-
PaaS一覧
-
各PaaSの説明は、以下のリンクを確認してください。
-
ニフクラ 機能・サービス-エンジニアリングパーツ(PaaS)
https://pfs.nifcloud.com/service/index.htm#parts
-
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サービス名 |
説明 |
活用シーン |
---|---|---|
ニフクラRDB |
|
|
DNS/GSLB (広域負荷分散)/ ドメイン取得・管理 |
利用者にて構築・管理・運用できるDNSサーバーです。DNSの基本的な機能に加え、GSLB(広域負荷分散)、ドメイン取得・管理・転入などの機能を搭載しております。 |
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ESS (メール配信) |
開発者のための効率の良いメール配信サービスです。携帯キャリア、またはPC向けドメインごとのメール配信において、最適かつ効率的な配送制御を行うことで、確実かつリアルタイムにメールを届けます。 |
|
タイマー |
定期的なジョブを実行するのに必要なタイマー機能を提供するクラウドサービスです。これにより、ニフクラのサーバー関連機能の自動実行も可能となります。 |
|
スクリプト |
クラウド上にNode.js/Rubyで記述されたスクリプトを作成し、コントロールパネルやAPIからスクリプトの実行ができるサービスです。サーバーの構築や運用をすることなく、サーバーサイドで稼働するスクリプトが利用可能となります。 |
|
留意事項
- 提供リージョン
-
-
一部リージョンでは未提供のサービスがあるため、ご注意ください。
PaaS
リージョン
east-1
east-2
east-3
jp-east-4
west-1
jp-west-2
us-east-1
east-11
east-12
east-13
east-14
east-21
east-31
jp-east-41
west-11
west-12
west-13
jp-west-21
us-east-11
ニフクラRDB
Type-e
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
×
×
Type-h (tlarge,qlarge,slarge以外)
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
×
×
Type-h (tlarge,qlarge,slarge)
○
○
○
○
×
○
○
○
×
○
×
×
DNS/GSLB/ドメイン 取得・管理
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
ESS(メール配信)
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
タイマー
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
スクリプト
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
-
- PaaSとのアプリケーション間通信
-
-
「インターネット接続」 を使用するケースもあるため、通信経路の考慮が必要です。
PaaSごとに対応方法は異なるため、詳細はPaaSごとに技術仕様を確認してください。
https://pfs.nifcloud.com/spec/ -
通信例
-
インターネット経由で、外部環境と接続
-
プライベートネットワーク経由で、IaaS環境や閉域網と接続
-
インターネットVPNによる接続
など
-
-
3.サービス紹介
ニフクラRDB
ニフクラ RDB を使うと、今まで大変だった DBサーバーの構築・運用・規模拡大の作業を、分かりやすい UIから簡単に行うことができます。
スタンドアローンの DB サーバーから始めて、 2台の冗長化構成に変更やリードレプリカを追加したりもできるので、ビジネスに合わせた柔軟なスケールアウトが可能です。
さらに、自動バックアップ・リソース監視・DBログ取得など、DBサーバーの運用に必要な機能は一通り揃っており、運用工数を大幅に削減できます。
特徴
- 【冗長化】
-
2 台の DBサーバーを異なるホストへ配置し、アクティブ・スタンバイ構成を構築できます。単ホストに障害が起きた場合でも待機系のDBサーバーが自動昇格し、DBサービスを継続します。冗長化のタイプは、データ優先 / 性能優先の2つから選択できます。
※現在提供中の冗長構成(性能優先)は、2023年03月29日に新規申込受け付けを終了します。詳しくはサービスアクティビティのお知らせ(inf-000811 2023/01/13)を確認してください。 - 【リードレプリカ】
-
DBサーバーのリードレプリカを作成して、読み出しの負荷を分散できます。
MySQL ・ MariaDB の場合は非同期レプリケーション、 PostgreSQLの場合は非同期レプリケーションかつストリーミングレプリケーションを行います。
※現在提供中のMariaDBは、2023年03月29日に新規申込受け付けを終了します。詳しくはサービスアクティビティのお知らせ(inf-000811 2023/01/13)を確認してください。 - 【外部レプリケーション】
-
ゾーンやリージョンをまたいだレプリケーションや、ニフクラ外部のDBサーバーとのレプリケーションを行えます。プライベート通信を利用したセキュアなレプリケーション設定が可能です。 ※現在はDBエンジンがMySQLのDBサーバーにのみ対応しています。
- 【自動バックアップ】
-
面倒だった DBサーバーのデータバックアップ設定が自動で行えます。バックアップ期間やバックアップを行う時間帯も設定できます。
- 【ポイントインタイムリカバリー】
-
DBサーバーのある時点の状態を元に、ポイントインタイムリカバリーによって新しいDBサーバーを作成できます。万が一オペレーションミスで大事なデータを削除してしまった場合でも復元可能なので安心です。
- 【ディスク割り当て】
-
DBサーバーにディスクを割り当てたり、ニーズに合わせてあとから増設できます。高速なニフクラのフラッシュドライブも利用可能です。
- 【ネットワーク・セキュリティ】
-
さまざまなネットワーク機能やセキュリティオプションを利用可能です。
DB ファイアウォールによるアクセス制御に加えて、プライベート LAN や MySQL・PostgreSQL・MariaDBのSSL接続なども対応しています。
※現在提供中のMariaDBは、2023年03月29日に新規申込受け付けを終了します。詳しくはサービスアクティビティのお知らせ(inf-000811 2023/01/13)を確認してください。
機能・仕様
- 【基本仕様】
-
DBサーバー
DBスナップショット
DBサーバーからスナップショット作成しておき、あとから新たにDBサーバーを作成可能です。
-
取得方法
-
自動
-
手動(コントロールパネルまたはAPIにて設定)
-
DBパラメーターグループ
デフォルトのお勧め設定テンプレートからDBサーバーを設定できます。また、独自に作成したテンプレートを、任意のDBサーバーへいつでも適用できます。
-
グループ設定数
-
50個まで
-
DBファイアウォール
DBサーバーへのアクセスを、IPアドレス帯やニフクラのファイアウォールグループを指定して制御できます。
-
グループ設定数:25個まで
-
グループルールの詳細
-
通信許可設定:Incomingのみ
-
設定数:100個まで
-
IN/OUT設定:INのみ(OUTは設定できません)
-
モニタリング
DBサーバーのリソース監視を行えます。OSレベルの監視やDBエンジン内リソースの監視が用意されています。
イベント
DBサーバーやDBファイアウォール、DBパラメーターグループ、DBスナップショットに起こったさまざまなイベントを閲覧できます。
イベント通知
ニフクラRDBの各機能に起こったさまざまなイベントを、指定したメールアドレスにメール通知可能です。
-
イベント通知作成数:20個まで
-
通知先メールアドレス設定数:20個まで
-
- 【選択可能サービス】
-
-
DBサーバー・ディスクは月額課金/従量課金いずれかのプランを選択可能です。
-
DBサーバーの冗長化を設定する場合、待機系分の DBサーバータイプおよびディスク容量の料金もかかります。
-
料金プランの変更や、サーバーの追加/削除などを行った場合のご利用料金の計算方法については、Webページを確認してください。
-
注意事項
-
ニフクラRDBの各機能に起こったイベントは、デフォルトではメール通知されません。利用者自身で必要なイベント通知を設定してください。
-
メモリ・CPU・ディスク使用量の監視は、利用者で実施が必要です。モニタリング機能を利用して適宜対応してください。
-
ディスク利用量の限界に達しそうな場合、ディスクを増設してください。ディスク・CPU・メモリのキャパシティプランニングは、余裕をもって行ってください。
-
1DBサーバーにつき1000個以上のテーブルを作成しないでください。大量のテーブルを作成してしまうと、DBのデータが壊れた際のリカバリー時間が非常に長くなってしまう可能性があります。
-
-
冗長化機能利用時のフェイルオーバー・週次メンテナンス時の瞬断・ DBパラメーターグループ適用時の瞬断は、本番環境での運用前に事前テストを行ってください。
-
下記DBサーバーは、ネットワーク設定変更できません。
-
冗長構成(性能優先)の DB サーバー、リードレプリカをもつ DBサーバー、リードレプリカ、プライベート LAN(旧)に所属するDBサーバー
※現在提供中の冗長構成(性能優先)は、2023年03月29日に新規申込受け付けを終了します。詳しくはサービスアクティビティのお知らせ(inf-000811 2023/01/13)を確認してください。
-
-
ネットワーク設定変更中は、DBサーバーへの通信はできません。また、ネットワーク設定変更は、DB再起動を伴います。
-
プライベートLANから、別のプライベートLANもしくは共通プライベートにネットワーク設定変更した場合、DBサーバーに設定したスタティックルーティングが解除されます。必要に応じ、スタティックルーティング設定の再申請をしてください。
DNS/GSLB(広域負荷分散)/ドメイン取得・管理
ニフクラのDNSは、利用者自身で構築・管理・運用できるDNSサーバーです。DNSの基本的な機能に加え、GSLB(広域負荷分散)、ドメイン取得・管理・転入などの機能を搭載しております。
特徴
- 【GSLB(広域負荷分散)で複数の環境を活用した負荷分散やDR対策に対応】
-
ニフクラ内の複数リージョンだけでなく、利用者のクラウド以外の環境と他社クラウドサービスを併用した負荷分散やDR対策にも活用可能です。
ニフクラのGSLB(広域負荷分散)は複数の環境にまたがる振り分けだけでなく、「重みづけラウンドロビン」による柔軟な振り分けや、異常が発生したサーバーへの接続を切り替える「フェイルオーバー」、アクセス元により適切なサーバーへ振り分ける「レイテンシーベースルーティング(LBR)」の実装により 利用者の多様なニーズに応えます。- 【重みづけラウンドロビン】
-
レコードごとにラウンドロビンの重み付けを設定し、柔軟な振り分けができます。
- 【フェイルオーバー】
-
万が一、振り分け先のサイトがダウンしたときには、自動的に正常なサイトに対してのみアクセスを振り分けます。
これにより、東西リージョンを併用した、可用性の高いシステムを構築できます。 - 【レイテンシーベースルーティング(LBR)】
-
アクセス元のIPアドレスが所属するエリアを判別し、そのエリアの近傍に存在するサーバーへ応答させる機能です。これによりアクセスのレイテンシーを最適化できます。
※レイテンシーベースルーティング(LBR)は2022年9月28日に新規申込受け付けを終了したのち、2023年2月28日をもって機能自体の提供を終了します。
- 【ドメイン取得・管理】
-
コントロールパネルから、ドメインの取得・管理まで一貫して行うことができます。
また、ドメインの自動更新設定により、意図しないドメイン失効を防ぎ、更新手続きの手間を省くことができます。
機能・仕様(DNS)
- 【DNSゾーン管理】
-
管理しているドメインのゾーンの登録、更新、削除を行えます。
DNSゾーン登録数
500ゾーンまで
設定可能なキャッシュ保持時間(TTL)
60~86400秒
- 【レコード管理】
-
DNS レコードの登録、更新、削除を行えます。
機能・仕様( GSLB ・広域負荷分散)
- 【重みづけラウンドロビン】
-
各レコードの重みづけ値に応じてヒット率を操作し、均等ではないラウンドロビンを実現する機能です。
より柔軟なアクセス分散が可能になります。利用可能なレコード
A、AAAAレコードのみ
設定可能なヒット率(重みづけ値)
0~100
- 【フェイルオーバー】
-
ヘルスチェックが正常の際は通常のレコード情報を応答させ、異常の際に待機サーバーのレコード情報を応答させることで、異常が発生したサーバーへの接続を切り替える機能です。
ヘルスチェック可能なプロトコル
HTTP/HTTPS/TCP
ヘルスチェック指定可能な項目
IPアドレス/ポート番号/ホスト名/パス/URL
ヘルスチェックの間隔
5分
- 【レイテンシーベースルーティング(LBR)】
-
DNSサーバーへアクセスしてきたクライアントの情報をもとに、そのエリアを設定したレコード情報を応答させることで、最寄りのサーバーへ接続させる機能です。
※レイテンシーベースルーティング(LBR)は2022年9月28日に新規申込受け付けを終了したのち、2023年2月28日をもって機能自体の提供を終了します。- 【選択可能なエリア】
-
日本/アジア/北米
- 【ロードバランサーとの違い】
-
項目
GSLB(広域負荷分散)
ロードバランサー
負荷分散方法
-
ラウンドロビン
-
重み付けラウンドロビン
-
レイテンシーベースルーティング(LBR)
-
ラウンドロビン
-
リーストコネクション(L4ロードバランサー)
耐障害性
フェイルオーバー
ヘルスチェックによる異常サーバーとサーバーの切り離し
負荷分散機器設置箇所
DNS権威サーバーを東西リージョンに分散配置
振り分け対象のサーバーと同一リージョン
負荷分散対象
-
グローバルIPアドレスが割り当てられた機器
-
ニフクラ以外に設置された機器も指定可能
-
ロードバランサーと同一リージョンのニフクラ上サーバー
-
複数リージョンをまたいだ振り分け不可
メリット
-
リージョンをまたいだフェイルオーバーや負荷分散が可能
-
DR(Disaster Recovery)処理を自動化可能
-
ヘルスチェックの間隔とタイムアウトまでのヘルスチェック回数は数秒から設定可能
-
素早いフェイルオーバーが可能
デメリット
-
ヘルスチェック間隔が5分固定
-
レコードのTTL(60秒から設定可能)によってフェイルオーバーの時間が左右される
-
リージョンをまたいだ負荷分散はできない
-
機能・仕様(ドメイン取得・管理・転入)
- 【ドメイン取得】
-
ニフクラDNSでドメイン名の取得ができます。
取扱ドメインの一覧など詳しくは ニフクラWebページを確認してください。 - 【ドメイン管理】
-
ニフクラ DNS で取得したドメインの登録情報(Whois情報)を管理できます。
- 【ドメイン転入】
-
他社で取得したドメインをニフクラDNSへ移管できます。
-
移管可能なドメイン種別など詳しくは技術仕様を確認してください。
-
ドメイン転入をした場合の有効期限は下記になります。
-
JPRS管理の場合:転入前に保持していたドメインの有効期限が引き継がれます。
-
JPRS 管理でない場合:転入前に保持していたドメインの有効期限に1年が加算されます。
-
JPRS管理かどうかを確認する方法は、 ドメイン管理事業者の確認を参照してください。
-
-
- 【ドメイン転出】
-
ニフクラで管理中のドメインを他社へ移管できます。
逆引きレコード管理
ニフクラ上に作成したサーバーのIPアドレス、付替IPアドレス、マルチIPアドレスに対して逆引きレコードを設定できます。
DNSを利用するニフクラIDと同一のニフクラIDで作成したリソースのみ対応しています。
※2017年9月27日まで逆引きレコードの作成は、申請フォームから設定依頼を受け付けし、当社で設定をしていましたが、現在はコントロールパネルからレコードの作成/変更/削除を行えます。
※2017年9月27日までに申請フォームから作成したレコードの変更/削除のみ、引き続きWebページの申請フォームから設定依頼を受け付けています。
- 【レコードの自動削除について】
-
IPアドレスは、利用解除された後、ほかの利用者に再割り当てする仕様となります。
それに伴い、ネットワーク設定変更で共通グローバルを削除した場合およびサーバー、付替IPアドレス、マルチIPアドレスを削除した場合に自動的にDNSから逆引きレコードを削除します。ネットワーク設定変更やサーバー、付替IPアドレス、マルチIPアドレスを削除する際には、注意してください。
※サーバーから、付替IPアドレスとマルチIPアドレスを外す操作は含まれません。
メンテナンスについて
毎月 1 日の 0:00 ~ 1:00 に行います。
メンテナンス中は、コントロールパネル・APIそれぞれより、登録済みのドメイン・ゾーン・レコードの参照は可能ですが、新規登録・削除・更新はできません。
また、DNSサーバーの動作には影響がありませんので、登録済みDNSレコードの名前解決への影響もありません。
上位組織のメンテナンスにより、ドメインの取得、操作、転入に失敗する可能性があります。その場合はしばらく待ってから再度試行してください。なおメンテナンス時間によっては数時間申請ができない場合もあります。
料金( DNS/GSLB/ 広域負荷分散 ドメイン取得/ドメイン転入)
費用等の詳細につきましては、 こちらを確認してください。
※ドメイン種別については、ニフクラの Webページを参照してください
注意事項
-
ドメインのWhois公開代理機能はありません。
-
SOAレコードの設定はできません。
-
ルートドメインのNSレコードの設定はできません。
-
A 、AAAAへのエイリアスレコード設定はできません。
-
動的IP(ダイナミック DNS )には対応していません。
-
ゾーン転送機能には対応していません。
-
DNSSECには対応していません。
-
残り有効期限が1年以上であるようなドメインの転入はできません。
-
残り有効期限が30日未満であるようなドメインの転入はできません。
ESS(メール配信/Email Sending Service)
ニフクラ Email Sending Serviceは、開発者のための効率の良いメール配信サービスです。
特長
- 【高い到達性と高速配信】
-
携帯キャリア、またはPC向けドメインごとのメール配信において、最適かつ効率的な配送制御を行うことで送信方法が起因となるエラーを低減し、確実かつリアルタイムにメールを届けます。
- 【実績のある配信エンジン】
-
10年以上におよぶ独自のサービス開発・運用を集積した業界屈指の配信速度を誇る、高速メール配信エンジンです。
- 【SMTPリレーとWeb APIによるメール送信で容易なシステム連携】
-
SMTPリレー/Web APIを用いてニフクラ上のシステムと容易に連携が可能です。利用者の既存環境との連携も可能です。
- 【配信時間指定可能】
-
深夜早朝などメールを配信したくない時間帯を避けたり、企画連動で特定の日時に送信するなど柔軟なメール送信が可能です。
仕様・機能
- 【基本仕様】
-
送信者
登録されたメールアドレス/ドメインからのみメールの配信が可能
送信元メールアドレス/送信元ドメイン登録数
合計1,000IDまで
メール最大容量
10MB/通(添付ファイルを含む)
※制限を超える可能性がある場合は、事前にWebページのフォームより申請してください。
- 【SMTPインターフェース】
-
SMTPサーバーに接続しメールを送ることができます。
- 【APIインターフェース】
-
Web APIにHTTPSリクエストしてメールを送ることができます。
- 【送信元設定】
-
登録が完了したドメインとメールアドレスのみFromアドレス(Envelope FromとHeader From)として設定が可能となります。ただし、Envelope Fromは配信時に本サービス指定のものへ書き換えられます。
- 【送信ドメイン認証】
-
Sender Policy Framework(SPF)/Sender IDとDomainKeys Identified Mail(DKIM)に対応したメールが送信可能です。
SPF/Sender ID、DKIMの認証技術を用いてメールを送信し、メールの正当性を証明できます。
正当性が保証されたメールの配信はそうでないものに比べて到達性が向上します。 - 【時間指定配送】
-
指定した時間にメールを配送する予約ができます。
- 【モニタリング】
-
メールの配信状況を確認できます。
- 【配信ログ】
-
配信数を通知する日次レポートメールを、指定したメールアドレスで受信できます。また、過去 90 日分のメール配信ログをダウンロードできます。
- 【性能についての注意事項】
-
大規模なメール配信は宛先のメールサーバーの性能と混雑状況に影響されます。また、ESSは共用環境であるため混雑状況によって受け付け可能な通数が変動します。留意してください。
料金
費用等の詳細につきましては、 こちらを確認してください。
-
250万通/月を超える配信については、問い合わせしてください。(配信数が250万通/月以下の場合お問い合わせは不要となります)。事前に問い合わせがないまま、配信数が超えた場合、一時停止する可能性があります。
注意事項
-
当社の定める ESS利用規約および迷惑メール対策ポリシーに反した場合は、配信制限/停止措置を行う場合があります。
-
制限は推奨となりますが、上記制限を超えている場合、システム側で制限をかける場合があります。
-
上記制限を超える場合は事前に問い合わせしてください。
-
メールを届きやすくするために、配信エンジンにて流量を制御して送付しています。
-
複数の利用者で環境を共用しているため、混雑時はメールの配送に時間を要する場合があります。
-
添付ファイルは、ドキュメント、画像、音声、動画など、よく利用されるコンテンツ形式の多くをサポートしています。
-
転送量では、課金されません。
タイマー
ニフクラタイマーは、定期的なジョブを実行するのに必要なタイマー機能を提供するクラウドサービスです。ニフクラ関連機能の自動実行も可能となります。
特長
-
コントロールパネルから容易にジョブや時間の登録が可能
-
ニフクラの自動化機能を搭載
-
Fluentdなどに連携可能
-
安価な料金設定
- 【利用シーン】
-
例えば、以下のように利用できます。
-
ニフクラサーバーのコントロール
-
毎日 8:00~18:00までサーバーを動かし、残りの時間は停止しておきたい。
-
月1回イメージ機能を使ってサーバーをバックアップしたい。
-
毎日スナップショットを取って万が一のトラブルに備える。 など
-
-
バッチ処理の定期実行のタイマー設定
-
5分おきにサービスの監視処理を実行。
-
毎日 4:00 にログをバックアップ。
-
毎月1日に課金処理を実行。 など
-
-
仕様
- 【タイマー設定】
実行回数 |
1,440回/タイマー/日 |
---|---|
最小実行間隔 |
設定するタイプにより異なります。 |
時刻指定形式 |
分、時、日、月、曜日 |
作成可能数 |
30 |
タイムアウト |
20秒 |
※コントロールパネル側でIP許可制限をしており、タイマーからリクエストを許可したい場合、コントロールパネル上で以下のIPアドレスを指定してください。
-
124.24.56.98、124.24.56.96
また、HTTP,Fluentd,MQTTタイプのタイマーにてリクエスト実行先がファイアウォールによるアクセス制限を行っている場合、ファイアウォールの許可ルールに上記のIPアドレスを追加してください。IP制限の詳細は 許可制限を参照してください
- 【タイマーに設定可能な最小時間間隔)】
-
HTTPリクエスト/MQTT/Fluentd/スクリプト
1分
サーバー起動/サーバー停止/サーバー再起動 サーバー削除/サーバー設定変更/ カスタマイズイメージ作成/スナップショット取得
30分
- 【タイマーに設定可能な操作の上限数】
-
HTTPリクエスト/MQTT/Fluentd/スクリプト
1
スナップショット取得
10
サーバー起動/サーバー停止/サーバー再起動 サーバー削除/サーバー設定変更/ カスタマイズイメージ作成
30
- 【実行履歴】
-
取得可能な件数
直近1,000件 (かつ1年以内) /タイマー
確認可能な項目
レスポンスヘッダ-・ボディ(HTTPリクエストのみ)
- 【メール通知】
-
タイマーの成功・失敗に応じて設定されたアドレスに通知します。
設定可能な通知条件
実行成功・失敗
設定可能な通知回数
1回以内/1時間
ただし、実行結果が前回通知から変化した場合は、1時間以内でも通知されます。 - 【実行可能な処理】
-
HTTPリクエスト
GET/POST
連携
ニフクラ コンピューティング
-
サーバー起動/停止/削除/設定変更
-
イメージ作成
-
スナップショット作成
MQTT
MQTT/MQTTSプロトコル
Fluentd
TCP
スクリプト
スクリプト実行
-
料金
費用等の詳細につきましては、 こちらを確認してください。
注意事項
-
指定時間のジョブの実行を保証するものではありません。
-
ニフクラのメンテナンス・障害時に実行された、ニフクラ連携の操作はエラーになります。
-
メンテナンス・障害復旧後の再実行はされません。
-
専有サーバーの操作は行えません。
-
タイマーの作成をもって利用料金がかかります。
-
タイマー実行のタイムゾーンは JST です。
-
リクエストの内容によっては、タイマーの実行時間に遅延が発生します。
-
マルチアカウントで作成したアカウントによる利用はできません。
-
リクエストが失敗した場合、APIから返却されるエラーコードとメッセージにて、確認可能です。ただし、確認可能な操作はニフクラの各種操作に限ります。
-
スナップショットがすでに存在する場合は、先にスナップショットを削除したのち、取得してください。
-
前日取得したスナップショットの削除が完了されていない状態でタイマーの発動時間となった場合、スナップショットの取得に失敗することがあります。その場合には時間をおいて設定してください。
-
スナップショットを保持したサーバーにタイマーを設定する場合には、サーバータイプを指定せずに設定してください。サーバータイプを指定すると、タイマーの設定が失敗いたします。
-
タイマー側に設定されたサーバーが削除された場合、一定期間後にそのタイマーが無効化されます。
スクリプト
ニフクラスクリプトは、クラウド上にNode.js/Rubyで記述されたスクリプトを作成し、コントロールパネルやAPIからスクリプトの実行ができるサービスです。
サーバーの構築や運用をすることなく、サーバーサイドで稼働するスクリプトが利用可能となります。
特長
-
コントロールパネルから、簡単にスクリプトの作成や実行が可能
-
クラウド上にスクリプトを作成するので、サーバー運用が発生しない
-
ご利用いただいた分だけの従量課金
- 【利用シーン】
-
例えば、以下のように利用できます。
-
指定した処理が完了したことをメールやチャットツールで通知する
-
サーバーにログインして実行していた処理をコントロールパネルから実行可能にする
-
データ登録やデータ取得時に加工処理を行う
-
言語環境のバージョンポリシー
-
メジャーバージョンアップ
-
その言語でLTS (Long-Term Support)バージョンが出た場合、任意のタイミングでバージョンアップを計画します。
-
提供開始14日前までに告知します。
-
バージョンアップのタイミングで、latestに登録されているスクリプトは、その時点での最新バージョンに固定します。
-
-
マイナーバージョンアップ
-
その言語でCVSS7.0以上の脆弱性が発見された場合、可及的速やかにパッチ適用バージョンの提供をします。
-
提供開始14日前までに告知します。
-
-
バージョンの廃止
-
LTS以外の古いバージョンについては、順次廃止します。
-
廃止6ヶ月前までに告知します。
-
廃止されるタイミングで、そのバージョンが指定されていたスクリプトは実行不可になります。
-
料金
費用等の詳細につきましては、 こちらを確認してください。
注意事項
-
ニフクラ品質保証制度( SLA )利用規約に基づく保証の対象外です。
-
マルチアカウントで作成したアカウントによる利用はできません。
-
IP 許可制限を設定されている場合でも、スクリプトの APIリクエストは制限されません。