データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)
データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)は、富士通株式会社が提供するデータベースソフトウェア「FUJITSU Software Enterprise Postgres」を利用したサービスです。
オープンソースソフトウェア(OSS)のPostgreSQLをベースに富士通株式会社が培ってきたデータベース技術で「セキュリティ」「性能」「信頼性」を強化した同製品をニフクラ基盤で利用できるサービスとして提供し、PostgreSQLを利用しているさまざまなアプリケーションや周辺ツールおよびノウハウを活用したシステムをニフクラサーバー上で構築できます。
よく使われる周辺ツールを一括で提供しているため、PostgreSQLを迅速に導入できます。
データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)は、OSSのPostgreSQLをベースに、セキュリティ、運用の簡易化、長期サポートといった安心してすぐに使える機能を装備した標準的なエディション「Enterprise Postgres Standard Edition」と、Standard Editionの機能に加え、大量データの高速化機能を強化した、エンタープライズ向けのエディション「Enterprise Postgres Advanced Edition」で構成されます。

特長
オープンスタンダード
富士通株式会社が提供する「FUJITSU Software Enterprise Postgres」は、OSSのPostgreSQLをベースとしたデータベースソフトウェアです。
PostgreSQL のバージョンアップに追随していくので、OSSによる先進技術をビジネスに適用できます。
エンタープライズ利用に求められる機能強化
オープンソースの周辺ツールを包含して提供するとともに、富士通株式会社の技術・ノウハウでPostgreSQL の「セキュリティ」「性能」「信頼性」をさらに強化。
利用形態やシーンを問わず、PostgreSQL を安心してご導入いただけます。
安心のサポート体制
数多くのシステムをサポートしてきた富士通が24 時間365 日保守サポートを直接行うため、安心してご利用いただけます。
PostgreSQL や周辺ツールを含め、問題発生時の修正、確認テストなど、スピーディーに対応します。
仕様
本サービスは、2種類のモデル(AE、SE)と、2種類のタイプ(ACTIVE、STANDBY)、2種類のOS(Windows Server、RHEL)の、合計8種類で構成されます。
モデル
モデル | 詳細 |
---|---|
Enterprise Postgres Advanced Edition(AE) | 大量データの高速化機能や運用管理を強化 |
Enterprise Postgres Standard Edition(SE) | ・OSSのPostgreSQLにセキュリティ、信頼性を強化 ・高可用性環境のかんたん構築・運用でSE負荷軽減 |
タイプ
タイプ | 詳細 |
---|---|
ACTIVE | 冗長構成の主系(プライマリ)のデータベースサーバーに利用可能 |
STANDBY | 冗長構成の従系(スタンバイ)のデータベースサーバーに利用可能 ※ACTIVEとペアでご利用ください。 |
- ※ACTIVE/STANDBYの選び方については注意事項をご参照ください。
対応OS
OS | 詳細 |
---|---|
Microsoft Windows Server | Microsoft Windows Server 2019 Standard Edition(64bit) |
Red Hat Enterprise Linux | Red Hat Enterprise Linux 8(64bit)サブスクリプション付き |
機能仕様
機能分類 | 機能 | AE | SE |
---|---|---|---|
導入・運用 | WebAdmin / pgAdmin | ○ | ○ |
スマートセットアップ™ | ○ | ○ | |
Global Meta Cache | ○ | - | |
セキュリティ | 透過的データ暗号化 | ○ | ○ |
監査ログ | ○ | - | |
秘匿化 | ○ | ○ | |
高性能 | 並列検索 | ○※2 | ○※2 |
インメモリ機能 | ○ | - | |
高速ローダ― | ○ | - | |
高信頼(データ保護) | バックアップ&リストア (スマートリカバリー™) |
○ | ○ |
高速バックアップ | ○※3 | - | |
WAL二重化 | ○ | ○ | |
高信頼(業務継続) | データベース二重化 (同期反映(ネットワーク連携方式)) |
○ | ○ |
データベース二重化 (自動切替え/スタンバイサーバ参照) |
○ | ○ | |
Connection Manager | ○※3 | - | |
災害対策 | ○ | ○ | |
アプリケーションインターフェース | Java連携 | ○ | ○ |
ODBC連携 | ○ | ○ | |
.NET Framework連携 | ○ | ○ | |
埋め込みSQL連携(C言語) | ○ | ○ | |
埋め込みSQL連携(COBOL) | ○ | ○ |
- ※1 各機能の詳細は、マニュアルをご参照ください。
- ※2 EnterprisePostgresによる機能強化あり
- ※3 Linux版のみの提供
料金
税抜料金は、以下からご確認いただけます。
OS | モデル | タイプ | 月額(税込)24時間サポート付き |
---|---|---|---|
Microsoft Windows Server | SE | ACTIVE | 19,470円/vCPU/月 |
STANDBY | 9,790円/vCPU/月 | ||
AE | ACTIVE | 104,500円/vCPU/月 | |
STANDBY | 52,250円/vCPU/月 | ||
Red Hat Enterprise Linux | SE | ACTIVE | 19,470円/vCPU/月 |
STANDBY | 9,790円/vCPU/月 | ||
AE | ACTIVE | 104,500円/vCPU/月 | |
STANDBY | 52,250円/vCPU/月 |
- ※ 1ライセンス分(1vCPU分)の料金一覧です。
- ※サーバーのスペックを変更した場合は、当月に利用された最大サーバースペック(vCPU数)で請求されます。
- ※データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)は、ニフクラのサーバー(月額のみ)とセットで提供となります。ライセンスのみを提供することはできません。
- ※サーバーやOSの費用は別途請求されます。詳細は料金一覧をご確認ください。
- ※データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)のサポートは、FUJITSU Managed Infrastructure Servive SupportDeskが実施します。
- ※データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)のサポートを利用するためには、SupportDeskサービス管理者IDが必要になります。詳細はご利用方法をご確認ください。
- ※SupportDeskサービス管理者IDの新規お申し込み後、データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)のサポートのご利用開始まで5営業日程度かかります。余裕をもってお申込みください。
ご利用方法

SupportDeskサービス管理者IDお申し込み
本サービスのSupportDeskサービス管理者ID発行は、ご利用開始希望日の5営業日前までに、下記フォームよりお申し込みください。
- ※お申し込み時にログインされたニフクラIDでのご登録となります。
- ※データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)のサポートは、FUJITSU Managed Infrastructure Service SupportDeskにて行うため、利用登録に必要な情報等もこちらのフォームでご入力いただきます。
- ※データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)のサポートを受けるためにはSupportDeskサービス管理者IDが必要です。ご利用の前にSupportDeskサービス管理者IDをご用意ください。
- ※本サービスの申し込みページにて新規SupportDeskサービス管理者IDを発行することができます。
SupportDeskサービス管理者ID発行
WEBフォームにご記入いただいたご担当者様のメールアドレスにSupportDeskサービス管理者IDをメールにて送付いたします。
サーバー作成
SupportDeskサービス管理者ID受領後、お客様にてニフクラのコントロールパネルより、データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)を作成してください。
- ※ニフクラIDとパスワードの入力が必要です。
- ※SupportDeskサービス管理者IDお申し込み時にログインされたニフクラIDでサーバーを作成してください。
- ※月額のサーバーが作成可能です。従量のサーバーを選択した場合は、確認画面でエラーが表示されます。
- ※サーバーの作成方法はスタートガイドをご確認ください。
ご利用開始
データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)を作成後、ご利用開始となります。
- ※「FUJITSU Software Enterprise Postgres」に関するマニュアル等のドキュメントは、以下よりご確認ください。
Windows Serverの場合
Enterprise Postgres Advanced Edition (64bit) 13 SP1
Enterprise Postgres Standard Edition (64bit) 13 SP1
RHELの場合
Enterprise Postgres Advanced Edition (64bit) 13 SP1
Enterprise Postgres Standard Edition (64bit) 13 SP1
- ※本サービスを解除する場合は、同月に本サイトよりSupportDeskサービス管理者IDの解除、及びコントロールパネルよりデータベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)の削除が必要になります。詳細は本サービスの解除についてをご確認ください。
注意事項
- 本サービスは、ニフクラ内での利用に限定されます。
- 本サービスのご利用には、利用規約に同意いただく必要がありますので、必ず事前の確認をお願いします。
- ニフクラ品質保証制度(SLA)利用規約に基づく保証の対象外です。
- ご登録情報で請求できない状態が発生した場合は、本サービスを自動解除させていただく場合があります。
- 利用開始月、または解除月の日割り計算による割り引きはいたしません。
- ニフクラを解約する場合、解約前までに本サービスの契約を解除いただく必要がございます。本サービスを解除されていない場合は、対象の月額料金をご請求する場合がございます。
- 別のパブリックイメージへの変更を希望される際は、サーバーの再作成が必要となります。コントロールパネルより再作成を行ってください。
- east-11ゾーンのメンテナンス中は新規に作成することができません。
機能に関してのご注意
- 本サービスでは、「FUJITSU Software Enterprise Postgres」の最新バージョン(13 SP1)のみ提供可能です。
- 本サービスでは、「FUJITSU Software Enterprise Postgres」で利用できるEnterprise Postgres Community Editionを提供していません。
- Windows ServerやRHELのOSパッチは、お客様にて適用していただきます。
- DB二重化構成でのライセンスタイプの選び方について、初期構成時の主系(プライマリ)サーバーに「ACTIVE」を、従系(スタンバイ)サーバーに「STANDBY」をお選びください。 障害等でACTIVE / STANDBYが切り替わった場合については、ご連絡やライセンスの切り替えは不要です。
- クラウド環境では共用ディスクを使用したクラスタシステムは対応していませんが、データベース多重化運用は利用可能です。
- DBサーバーとは別のサーバーにクライアントを導入して運用する場合、または、DB二重化構成でサーバーアシスタント(裁定サーバー)を構築する場合は、クライアント、サーバーアシスタントのISOを以下よりダウンロードしてご利用ください。
- クライアント及びサーバーアシスタントをインストールするサーバーに、データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)のライセンスは不要です。
- データベース多重化を行う際には、以下の点にご注意ください。
- ニフクラ環境では HA 機能による自動再起動が発生する可能性があるため、データベース多重化機能を利用する場合は、裁定サーバーのフェンシング(異常サーバーの隔離)機能を使用するなどスプリットブレインを対策したうえでご利用ください。
- サーバーがダウンした場合、Mirroring Controllerによるサーバー切り替えが完了してから、再起動するよう設定してください。
- 裁定サーバーおよびプライマリサーバー、スタンバイサーバーの仮想サーバーが互いに同一物理サーバーに配備されないよう、ニフクラのサーバーセパレート機能などをご利用ください。
- ニフクラサーバーの注意事項及び制限事項は、サーバーよりご確認ください。
本サービスの解除について
- 本サービスを解除する場合は、同月に本サイトよりSupportDeskサービス管理者IDの解除(※1)、及びコントロールパネルよりデータベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)の削除が必要になります。SupportDeskサービス管理者IDの解除については、本サイトの「お申し込みはこちら」よりお申し込みください。
- SupportDeskサービス管理者IDを解除(※1)した月に、データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)の削除が行われない場合は、データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)の利用料金を請求します。
- データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)を削除した月に、SupportDeskサービス管理者IDの解除(※1)が行われない場合は、対象の月額料金をご請求する場合がございます。
- ※1 SupportDeskサービス管理者IDの解除は、解除希望月の最終日から5営業日前までに解除申請した場合、解除希望月に解除されます。解除希望月の最終日から5営業日前までに解除申請が間に合わなかった場合は、解除希望月の翌月に解除されます。
- (例1)2021年4月15日にデータベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)を削除、且つSupportDeskサービス管理者IDを解除申請した場合
- ・データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)の削除月:4月 ※4月利用分までは請求対象となります。
- ・SupportDeskサービス管理者IDの解除月:4月 ※4月利用分までは請求対象となります。
- (例2)2021年4月30日にデータベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)を削除、且つSupportDeskサービス管理者IDを解除申請した
- ・データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)の削除月:4月 ※4月利用分までは請求対象となります。
- ・SupportDeskサービス管理者IDの解除月:5月 ※5月利用分までは対象の月額料金をご請求する場合がございます。
- (例1)2021年4月15日にデータベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)を削除、且つSupportDeskサービス管理者IDを解除申請した場合
データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)に関するお問い合わせ
本サービス利用中のご利用方法や障害・トラブル時のお問い合わせはFUJITSU Managed Infrastructure Service SupportDesk-Web(以下、SupportDesk-Web)までご連絡ください。
お問い合わせ フォーム |
受付内容 | お問い合わせ方法 | 受付時間 | 回答対応時間 |
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SupportDesk-Web |
|
電話 メール SupportDesk-Web |
24時間365日 | 24時間365日 |
- ※本サービス独自のパッケージ・モジュールについてはFUJITSU Managed Infrastructure Service SupportDeskにお問い合わせください。
- ※RHEL OS(ニフクラサブスクリプション付き)を利用している場合、RedHat社で提供するパッケージについてはニフクラ窓口にて一次受け付けをいたします。
ご利用前のお客様窓口
導入相談窓口では、ニフクラの仕様・機能や料金、導入相談などのお問い合わせやお見積もりなどのご依頼を承ります。 詳しくは以下ページをご確認ください。
ニフクラに関するお問い合わせ
ベーシックサポート(トラブル窓口)では、当社運用・責任範囲であるニフクラ仮想化基盤(VMware)までの範囲を対象とします。
詳しくは以下ページをご確認ください。
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- ※本ページの内容は、2023年1月26日時点の情報です。