インストール

Pharを用いてのインストール

ニフティクラウド SDK for PHPの各リリースには、SDKの動作に必要なクラスや依存対象をすべてパッケージ化した、 phar (PHPアーカイブ) ファイルが付属します。 しかもこのファイルは、ニフティクラウド SDK for PHPのクラスオートローダおよびその依存対象を、インクルードの際、自動登録するようになっています。 pharファイルに収容されている必須/推奨ライブラリとして、次のようなものがあります。

パッケージ化したpharをダウンロード し、 スクリプトで要求するだけで使えます。

require '/path/to/aws.phar';

phing がインストール済みであれば、SDKを複製し、 "phar" タスクを使って自分でpharファイルを生成できます。

Note

Suhosin (守護神) パッチが適用済みのPHPの場合 (特にUbuntuやDebianなどのディストリビューションではこれが普通)、 suhosin.ini でpharの使用を許可する必要があるかも知れません。 許可していないと、pharファイルをインクルードしたとき、警告も出ずに失敗してしまいます。 suhosin.ini ファイルに次の行を追加してください。

suhosin.executor.include.whitelist = phar

Zipを用いてのインストール

ニフティクラウド SDK for PHPの各リリース (2.3.2以降) には、 PSR-0 規約に沿った ディレクトリ構成でSDKを実行するために必要なクラスや依存対象をすべて収録した、zipファイルが付属しています。 しかもこのファイルには、ニフティクラウド SDK for PHPのクラスオートローダと、 以下に示す必須/推奨ライブラリも収容されています。

zipファイルは次のような場合に向いています。

  1. ComposerやPEARなどのパッケージマネージャを使いたくない、あるいは使えない。
  2. 環境の制約上、pharファイルが使えない。
  3. SDKのうち特定のファイルのみを使いたい。

zipファイルをダウンロード し、 これをプロジェクトの適当な場所に展開した上で、次のようにオートローダをインクルードします。

require '/path/to/aws-autoloader.php';

あるいは、独自にオートローダを作成するか、プロジェクトに既存のオートローダを使っても構いません。

phing がインストール済みであれば、SDKを複製し、 "zip" タスクを使って自分でzipファイルを生成できます。