ニフクラ ゲーム基盤事例「ユニゾンリーグ」
高負荷のゲーム基盤として安定性を評価。北米でも国内同様の安定運用を実現し、国産ゲームのグローバル展開を支える。
株式会社エイチームは、同社のスマートフォン向けリアルタイムRPGアプリ「ユニゾンリーグ」の運用基盤として利用していたクラウドサービスのサーバー障害に悩まされていた。頻発するサーバー障害によりゲームの運用に支障をきたすだけでなく、障害対応に関わる工数も大きくなってきたため、安定性と可用性が高く大規模なゲーム基盤の利用事例を多く持っていたニフクラ(旧:ニフティクラウド)にサーバー基盤を移行することにした。その結果、サーバーの障害はほとんどなくなり対応コストが激減、安定した運用基盤を構築することができた。
北米におけるサービス展開に関しても、事前に実施したβ版のテスト運用で国内と変わらない安定性と操作性を発揮したことからニフクラ(旧:ニフティクラウド)を採用した。
尾関 高志 氏
株式会社エイチーム エンターテインメント事業本部 新規ゲーム開発第1グループ 部長
——リアルタイムRPG 「ユニゾンリーグ 」運用基盤としてニフクラ(旧:ニフティクラウド)を導入
富士通クラウドテクノロジーズ(旧:ニフティ)※以下、FJCT:「ユニゾンリーグ」の概要について簡単にご説明ください。
尾関氏:スマートフォン向けの新感覚リアルタイム RPGである「ユニゾンリーグ」は複数のプレイヤー間で同時に行われる、ギルドバトルとクエストバトル、そして仲間と息を合わせてのユニゾンアタックなど、リアルタイムにプレイすることの面白さが凝縮されています。英語版では世界のプレイヤーと対戦することも可能です。
FJCT:ニフクラ(旧:ニフティクラウド)導入にあたって、御社ではどのような課題がございましたか?
尾関氏:サービス開始時は、他社のクラウドを利用していました。しかしながら、そのクラウドはゲームの運用に支障を来たすほど障害が頻発していましたので、障害対応に費やす工数を考えると、非常にコストパフォーマンスが悪い状況でした。そこで、改めて安定性と可用性の高さを最優先にクラウドの選定を行った結果、当社の他のサービスで安定稼働の実績があり、大規模なゲーム基盤としての利用事例を多く持っているニフクラ(旧:ニフティクラウド)を利用することになりました。
FJCT:他社クラウドからニフクラ(旧:ニフティクラウド)に移行して、どのような効果を体感できましたか?
尾関氏:最大の課題であったサーバーの安定性に関しては、障害が頻発する状況がほぼ解消され、大幅な工数削減につながりました。その結果、エンジニアが安心して本来のミッションであるゲームの機能開発に集中することが出来るようになったのが最大のメリットです。また、移行についても比較的少ない工数・コストで済んだのも良かったですね。
——北米でも日本と同じ操作性・パフォーマンスを発揮できる
FJCT:北米展開の基盤としてもご採用いただきましたが、多数の競合と比較してどのような部分をご評価いただいたのでしょうか?
尾関氏:初の北米展開ということで、現地のクラウドサービスも検討しました。価格面でメリットの大きいサービスはたくさんありましたが、安定性とサポート面でどうしても不安がありました。ちょうど良いタイミングで、富士通クラウドテクノロジーズ(旧:ニフティ)さんから北米リージョンのβテストにお声掛けいただきました。利用してみたところ日本国内と同じ操作感で動作も安定していました。さらに、万が一のトラブルでも日本語でサポートが受けられるという安心感がありましたので、北米でもニフクラ(旧:ニフティクラウド)を採用することにしました。
FJCT:ニフクラ mobile backendもご利用いただいていますが、こちらの感想をお聞かせください。
尾関氏:mBaaSは以前からPUSH通知を利用していました。自社で開発すると意外と工数がかかる機能なのですが、非常に簡単かつ低コストでPUSH通知機能を実装できる点、安定した速度で大量のPUSH通知が可能な点を高く評価しています。
FJCT:今後の展開予定についてお聞かせください。
尾関氏:「ユニゾンリーグ」と同様に「三国大戦スマッシュ!」もリアルタイム性を重視したゲームタイトルになりますので、ニフクラ(旧:ニフティクラウド)を利用しています。
これからも、ニフクラ(旧:ニフティクラウド)の高い安定性を活かしてサービス拡大を図っていきたいと思っています。
FJCT:本日はありがとうございました。
企業情報
株式会社エイチーム
グローバル展開中の人気スマホゲーム「ユニゾンリーグ」を支える運用基盤として採用 日本はもちろん北米においても安定したパフォーマンスを発揮できる大規模ゲーム運用基盤として活用が拡大中。
- ※注製品名および会社名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
- ※注当社は、2017年4月1日にニフティ株式会社から富士通クラウドテクノロジーズ株式会社に社名を変更いたしました。
また、2017年11月1日にニフティクラウドからニフクラにブランド名称を変更いたしました。 - ※注本インタビューは2015年8月17日に行いました。2015年8月17日現在の情報です。
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