クラウド導入事例 ソーシャルアプリ「もやしもんガチャ」

——「真のクラウド」成長への期待

FJCT：運用の課題というのはございますか？

勝部氏：クラウドは物理サーバーと比べるとハードディスクへの書き込み速度が遅いんですよね。それがネックになってサービス自体が遅くなってしまうのを懸念しています。ベストな構成はフロントがクラウド、DBは物理、と考えています。

FJCT：クラウドという技術に対する今後の期待は？

久恒氏：「真のクラウド」を早く実現してほしいです。我々サービス提供者は、OSやサーバー設定に工数をかけたくない。アプリを動かすことだけに専念したいんです。アプリケーションだけ書いておけば、リソースに応じてサーバーが自動的に増減する、というが理想ですよね。

FJCT：先日APIのREST版をリリースしました。「もやしもんガチャ」のアクセスがピークになる時間にサーバーが自動で起動/停止するようにもできますので、ぜひご活用ください。

久恒氏：結局サーバーという概念が完璧になくなるのがゴールかなと思いますね。我々は現状インフラ会社にadmin権限を渡してサーバーの増減や監視も含めアウトソースしていますけど、そのあたりの運用コストを吸収してしまうとか、そういったことができると次の次元にいけるのかなと思いますね。

FJCT：我々もパートナーとともにお客様の運用サポートやビジネスのお手伝いに今後益々注力していきますので、ぜひともご期待ください。

最後に、御社の今後の展開を教えてください。

久恒氏：我々はソーシャルゲームという言葉がまだなかった10年前からユーザーがアクションをすると、ネット上に変化がおきてそれをみんなが共有して楽しむ、というゲームを作ってきました。いわばソーシャルゲーム一筋10年の老舗です（笑）
これからもエンターテインメントの企業として、ネットを通じた楽しいサービスを提供していきたいと思ってます。
フジテレビでこんなことしたい、というネタがありましたら、いつでもお待ちしてます！

FJCT：本日はありがとうございました。