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ニフクラ 番宣コンテンツ管理システム/ストレージ仮想化ソフト事例「番宣組/VVAULT」

番組宣伝支援システム「番宣組」をクラウドと仮想ストレージにより安定運用

TBSでは長年にわたり、番組宣伝コンテンツの配信を複数のシステムを組み合わせて運用してきた。しかし、増え続けるコンテンツやシステム老朽化が原因でシステムのパフォーマンスが落ち、業務効率の悪化や大量のコンテンツのバックアップにも多大なコストがかかるといった課題を抱えていた。そこで、複数のテレビ局で導入実績があり、ニフクラ(旧:ニフティクラウド)を基盤とすることで安定運用を続けていたオレガの「番宣組」を導入をし、ストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULT」を適用したバックアップの仕組みを構築・導入した。

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株式会社TBSテレビ 情報システム局システム開発部 高橋 知大氏

高橋 知大

株式会社TBSテレビ 情報システム局システム開発部

株式会社オレガ 代表取締役社長 三好 修氏

三好 修

株式会社オレガ 代表取締役社長

——システムの安定運用の観点から「番宣組」の基盤に実績のあるニフクラ(旧:ニフティクラウド)を採用

テレビ局にとって番組宣伝(番宣)は、番組の話題性を高め、視聴率を上げるために欠かせない業務のひとつである。TBSは、従来この番宣に関わる業務を個別に運用してきた。例えば、番組の解説記事などを各種メディアに提供するための記事配信システムは1998年から、番組シーンの撮影写真などを配信するシステムは2004年からという具合である。そのため不都合も少なくなかったと、株式会社TBSテレビ 情報システム局 システム開発部 高橋知大氏は次のように語る。「個別に構築・運用してきたこともあり、コンテンツの制作を担当している番組宣伝スタッフにとっては、作業が煩雑になりがちで、使い勝手は決して良いものとはいえませんでした。加えて、コンテンツは年々増え続け、現在では12TBを超えるまでに。システムのレスポンスも悪化して、処理を完了するまで数十分も待たされたり、システムの不具合が原因で業務が遅延したりすることも少なくありませんでした。また、ランニングコストも高く、システムの刷新が必要でした」。

そこで、ほかのテレビ局がどのようなシステムを利用しているのかヒアリングを実施。複数のテレビ局で番宣コンテンツ管理システム「番宣組」を利用しており、評判も良いことから、開発元のオレガに問い合わせ、導入を決定した。「番宣組」は、社内外の番組スタッフが作成した番組の紹介記事や、番組シーンの撮影写真などを、新聞や雑誌などの各種メディアに自動的に配信する仕組みを提供している。その機能は多岐にわたり、Web上での原稿の共同編集や、写真の自動編集、基幹系システムとの連携、ユーザーへの振り分け配信、コンテンツのダウンロード管理、電子透かしの自動埋め込み、コンテンツの不正利用監視などを網羅している。

「番宣組」はオンプレミスでも利用できるが、TBSはクラウドでの利用を選択した。今回のシステム基盤の選定では、ランニングコストをどれだけ抑えられるかが大きなポイントであり、それにはクラウドが有利だったと、株式会社オレガ代表取締役社長 三好修氏は次のように語っている。「コスト面でオンプレミスとクラウドを比較すると、5年間のTCOではさほど差は出ませんが、10年間ではクラウドが圧倒的に有利になります。今回のような業務システムはある程度の長期運用が想定されますから、クラウドで提案させていただきました」。

また、万が一システムが停止してしまった時の業務への影響を考えると、システムが安定して稼働することも欠かせない。そこで、想定される運用期間と運用実績の面からオレガが提案したのが、ニフクラ(旧:ニフティクラウド)である。「『番宣組』は複数のクラウドベンダーから基盤を選べますが、すでに複数のテレビ局で安定運用を続けているという実績があり、蓄積されたノウハウへも信頼を寄せていたため、本件でもニフクラ(旧:ニフティクラウド)を選択しました」(三好氏)。

——クラウドストレージと連携したバックアップの仕組みを構築し、効率化とコスト削減を同時に実現

TBSは、ニフクラ(旧:ニフティクラウド)を採用することで、以前のシステムで課題となっていたパフォーマンスや安定性が大幅に改善され、コスト面でも満足している。さらに、高橋氏は、「いつでもどこでも使えるようになったのは大きいですね。従来、コンテンツの作成はイントラネット内でしかできませんでしたが、担当者がロケなどに同行したときに、その場でコンテンツを作成して各メディアに配信できるようになりました。局に戻ってから作業するタイムロスがなくなるため、情報をスピーディーに公開できるようになりました」と評価している。

また三好氏は、「番宣組」のベンダーの立場から、ニフクラ(旧:ニフティクラウド)の高い安定性を評価している。「お客様の業務継続性への影響はもちろんですが、障害が頻発すると対応コストが積み上がり、利益率にも影響します。また、クラウド上で利用するソフトウエアのライセンス対応が柔軟な点、複数のソリューションの連携がしやすい点についてもニフティクラウドに優位性を感じています。例えば、ストレージについては、当社のストレージ仮想化ソフトウエア「VVAULT」を適用することで、利用頻度が低いアーカイブデータやバックアップを安価なクラウドストレージへ移動し、コストを低減しています」。  最後に高橋氏は、ニフクラ(旧:ニフティクラウド)に対して今後への期待を語った。「ストレージの単価がさらに下がれば、活用範囲をより広げられると思っています。また、老舗ISPが提供するクラウドということで、今後も手厚いサポートを期待しています」。

番宣組/VVAULT [番宣コンテンツ管理システム/ストレージ仮想化ソフト]

番宣組

番宣組

放送局や映画会社の広報宣伝業務を一元管理するPRコンテンツ制作・配信システムです。社内外のスタッフがWeb上で原稿や写真を共同編集し、即時に情報配信を可能にすることで、放送局や映画会社の宣伝業務を強力に支援します。

VVAULT

VVAULT

Windows 上で複数のストレージを統合して仮想ドライブを構築するストレージ仮想化ソフトウェアです。リアルタイムバックアップや遠隔地レプリケーションなどの先進的機能で、システム運用の効率化と業務の継続性を実現します。

企業情報

オンプレ移行やDRなど代表的な事例を紹介!ニフクラ事例集
  • ※注製品名および会社名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
  • ※注当社は、2017年4月1日にニフティ株式会社から富士通クラウドテクノロジーズ株式会社に社名を変更いたしました。
    また、2017年11月1日にニフティクラウドからニフクラにブランド名称を変更いたしました。
  • ※注本インタビューは2015年9月30日に行いました。2015年9月30日現在の情報です。

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