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ニフクラ 業務効率化事例「ICTコンビニサービス」

会計・税務システムの基盤として 安定稼働を任せられるニフクラ(旧:ニフティクラウド)を採用

ベビーロックでは従来、会計・税務業務をオフコンシステムで行っていたため、税制改正の度にカスタマイズが必要で、そのためのコストと時間が課題だった。また、システム運用の人的リソースについても課題があり、自社でのサーバー運用は難しいと判断。次期システムは、先進の会計パッケージソフトと信頼性の高いクラウドサービスで刷新することを決定し、株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)提供の奉行10シリーズとニフクラ(旧:ニフティクラウド)のIaaS環境を選択した。これにより、運用負荷を増やすことなく会計・税務システムの安定稼働を実現。業務効率向上や経営情報の迅速な可視化も可能となった。

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株式会社ベビーロック 執行役員 管理本部長 井上 英二氏

井上 英二

株式会社ベビーロック 執行役員 管理本部長

株式会社ベビーロック 管理本部 業務部 係長 川岸 謙太郎氏

川岸 謙太郎

株式会社ベビーロック 管理本部 業務部 係長

——税制改正に対する柔軟な対応が 可能なシステムへの移行が急務

各種ミシンや自動縫製機械などの専門商社であるベビーロックは、従来会計・税務業務をオフコンシステムで行っていた。しかし、税制改正の度にカスタマイズが必要で、そのために少なからぬコストと平均3カ月もの時間がかかることが問題となっていた。しかも、来年度以降軽減税率の適用が予想され、これ以上の継続使用は困難だと考え始めた。株式会社ベビーロック 執行役員 管理本部長 井上英二氏は「軽減税率は当初当社には関係ないと思っていましたが、実際は接待など飲食に関わる要素があるため、用意しておく必要があることが分かりました。しかも、税率アップ自体がわからなくなっており、費用をかけて修正しても、元に戻すようなことにもなりかねません。これはもうオフコンシステムでは対応しきれないと限界を感じていました」と語っている。

また、もう一つ課題があった。株式会社ベビーロック 管理本部 業務部 係長 川岸謙太郎氏は「2名体制でシステムをみているため、新たにサーバーを導入しても維持するのは難しい。また、今後はシステムを管理する人員を1名に削減したいと考えていました。そこで、低コストで安心なクラウド事業者に運用を任せたいと思いました」と語っている。

——低コストかつ安心して任せられるニフクラ(旧:ニフティクラウド)を採用

そこで同社が考えたのが、クラウド上で動く会計パッケージソフトへの移行である。同社は、2015年10月に新システムの検討を開始。以前から付き合いのある扶桑電通株式会社に提案を求め、同社のICTコンビニサービスが提供するソリューションの中から、OBC提供の奉行シリーズと、ニフクラ(旧:ニフティクラウド)の奉行10シリーズ向けクラウドサービス「ニフクラ サーバーパック for 奉行」を紹介された。

扶桑電通株式会社 東京営業本部 ソリューション販売統括部 櫻井陽一氏は「システム運用の人的リソースの問題と新システム移行におけるテスト期間短縮のご要望をいただいており、システムの基盤はクラウドが最適と判断しました。また、OBC様との定期情報交換の中で、先進の会計パッケージソフトである奉行10シリーズと、高信頼・高評価されているニフクラ(旧:ニフティクラウド)のニフクラ サーバーパック for 奉行の情報を得ました。この組み合わせは最適解と考え、迷いなくこのサービスを提案しました」と語っている。

選定にあたってベビーロックが最も重視したのは、信頼性と安定感である。扶桑電通から提案された勘定奉行は、高いシェアを誇る会計パッケージソフト。そして、インフラとなるニフクラ(旧:ニフティクラウド)も、サービス開始以来4,500件(2016年3月末時点)という豊富な実績がある。2016年1月には導入を決定し、その後、扶桑電通が開催するセミナーに川岸氏が参加。「大手の海外クラウドサービスという選択肢もありましたが、ニフクラ(旧:ニフティクラウド)はWebでの評判もよく、ミドルからローエンドのベンチマークがほかのサービスと比べて高いとセミナーで紹介され、選択は正しかったと確信しました」。(川岸氏)

選定理由について川岸氏は「豊富な実績と高い可用性による安心感です。何かあった時のことを考えると、多くの企業に選ばれているというのは安心です。また、長く使うとクラウドは割高になると言われますが、ハードを導入しても数年で入れ替えは発生します。運用のための人件費なども考えると、クラウドの方が有利だと考えました。従来、富士通製品を使用していたため、クラウドサービスも富士通グループという安心感も大きかったですね」と語る。

——システム運用の効率化とコスト削減に期待

ベビーロックの決算は6月20日。そのため、4月21日から2カ月間、ニフクラ サーバーパック for 奉行と旧システムを並行運用し、6月21日から本格稼働に入る予定だ。システム構築を担当した扶桑電通株式会社 サポートサービス本部 システム統括部 プラットフォーム部 村上久史氏は「ニフクラ(旧:ニフティクラウド)は、コントロールパネルが日本語で分かりやすく、直感的な操作が可能で、セットアップが非常に短時間に完了しました。1vCPU、4GBの構成に若干不安がありましたが、全く問題なく動作しており、性能のよさを感じました」と評価している。

現在(2016年4月15日時点)は移行準備中のため、まだ具体的な成果は出ていないが、ニフクラ サーバーパック for 奉行の活用によって、システム運用業務の効率化とコスト削減に期待している。さらに、井上氏は「従来経営分析のための情報は、システムからCSVで抽出しそれをExcelで加工していましたが、勘定奉行ならワンクリックで簡単に経営情報を見ることができます。これによって、迅速な経営判断を下すことが可能になります」と評価する。さらに川岸氏は、「システムが使いやすく、担当者が以前より業務にやりがいを感じ、楽しそうに仕事をしているので、その面でもいい効果があるはずです」と期待を語る。

同社では、今後も積極的にクラウドサービスを導入していく予定。販売管理システムの次の更新時は間違いなくクラウドサービスへの移行が検討に上ると考えている。さらには、出産や育児、介護などに伴うワークスタイルの変化に対応するテレビ会議やデスクトップ仮想化サービス、BIツールなど、クラウドに期待する分野は広い。「当社のような100人程度の会社では、システム専任スタッフを置くのは難しいので、積極的にクラウドを活用していく予定です」(川岸氏)

今回、ニフクラ サーバーパック for 奉行によって、度重なる税制改正に悩まされることがなくなったベビーロック。さらなる業務改革を、ニフクラ(旧:ニフティクラウド)が支援していく。

ICTコンビニサービス [業務効率化]

扶桑電通が提供する顧客の課題を解決するためのサービス。ネットワーク・ソリューション・ファシリティを3本柱に、ICTについて多彩なソリューションを用意し、顧客の立場に立った提案を行う。全国に54拠点を持ち、各種資格を有したスキルの高いスタッフによって、24時間365日迅速にサポートできる体制を整えている。

企業情報

株式会社ベビーロック

従来、会計・税務業務をオフコンシステムで行っていたため、税制改正の度にカスタマイズが必要で、そのためのコストと時間が課題だった。また、システム運用の人的リソースついても課題があり、自社でのサーバー運用は難しいと判断。次期システムは、先進の会計パッケージソフトと信頼性の高いクラウドサービスで刷新することを決定し、株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)提供の奉行10シリーズとニフクラ(旧:ニフティクラウド)のIaaS環境を選択した。これにより、運用負荷を増やすことなく会計・税務システムの安定稼働を実現。業務効率向上や経営情報の迅速な可視化も可能となった。

オンプレ移行やDRなど代表的な事例を紹介!ニフクラ事例集
  • ※注製品名および会社名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
  • ※注当社は、2017年4月1日にニフティ株式会社から富士通クラウドテクノロジーズ株式会社に社名を変更いたしました。
    また、2017年11月1日にニフティクラウドからニフクラにブランド名称を変更いたしました。
  • ※注本インタビューは2016年4月15日に行いました。2016年4月15日現在の情報です。

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