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ニフクラ事例紹介

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ニフクラ ゲーム基盤事例「メビウス ファイナルファンタジー」

大人気ゲームの世界配信基盤としてニフクラ(旧:ニフティクラウド)を選択

スクウェア・エニックスは、スマートフォン向けRPG「メビウス ファイナルファンタジー」のサービス基盤として、従来同社が複数のゲームサービス基盤として利用してきたニフクラ(旧:ニフティクラウド)を採用した。

今回は、国内だけでなく海外でもサービスを展開するため、英語圏向けサービスの基盤として、ニフクラ(旧:ニフティクラウド)の北米リージョンも活用。よりユーザーに近いところからサービスを提供することで、ユーザーが快適にゲームを楽しめる環境を整えた。システムは北米にあっても、日本と同じ環境を用意することができ、サポートも日本語で受けられるため、安心して運用できると評価されている。

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株式会社スクウェア・エニックスメビウス ファイナルファンタジープロジェクトリーダー 浜口直樹氏

浜口直樹

株式会社スクウェア・エニックス
メビウス ファイナルファンタジー
プロジェクトリーダー

株式会社スクウェア・エニックス情報システム部 ITインフラストラクチャーソーシャルゲーム・グループ マネージャー 浜平仁氏

浜平仁

株式会社スクウェア・エニックス
情報システム部 ITインフラストラクチャー
ソーシャルゲーム・グループ マネージャー

株式会社スクウェア・エニックス情報システム部 ITインフラストラクチャーソーシャルゲーム・グループ 船寄悟史氏

船寄悟史

株式会社スクウェア・エニックス
情報システム部 ITインフラストラクチャー
ソーシャルゲーム・グループ

——世界的人気ゲームの基盤としてニフクラ(旧:ニフティクラウド)を採用

日本を代表するゲーム会社スクウェア・エニックスは、大人気タイトル「ファイナルファンタジー」のスマートフォン向けRPG「メビウス ファイナルファンタジー」を、2015年6月に国内でリリースした。「メビウス ファイナルファンタジー」はスマートフォン向けながら、従来のスマホゲームとは一線を画す、本格的なオンラインRPGである。プロジェクトリーダーの株式会社スクウェア・エニックス メビウス ファイナルファンタジー プロジェクトリーダー浜口直樹氏は、「このアプリは3Dのリッチなビジュアルを多用した、従来のスマホゲームにはなかった新しいゲームです。「ファイナルファンタジー」のナンバリングタイトルを作ってきたスタッフが結集し、本気でスマホゲームに参入しました」と語っている。

Appleが優れたアプリを表彰する「iTunes Best of 2015」に選定され、国内での評価や人気が定着してきた2016年8月、ハングル版(韓国)、繁体中国語版(台湾)、英語版もリリース。ユーザーは拡大の一途をたどり、現在のダウンロード数は、全世界で約700万にも及ぶ。

同社は、「戦国IXA」や「三国志乱舞」などのオンラインゲームの基盤として、以前からニフクラ(旧:ニフティクラウド)を採用してきた。そして、今回桁違いのアクセスが予想される「メビウス ファイナルファンタジー」の基盤としても、同社が採用したのはニフクラ(旧:ニフティクラウド)であった。

——高い費用対効果と安定稼働、 サポート体制を評価

最初にブラウザゲームでクラウドサービスを利用する際、同社は多くのサービスを比較検討した。その結果、ニフクラ(旧:ニフティクラウド)を選択した理由について、株式会社スクウェア・エニックス 情報システム部 ITインフラストラクチャー ソーシャルゲーム・グループ マネージャー 浜平仁氏はこう語っている。「CPUやメモリ、ディスク容量といったカタログスペックを単純に比較するだけでは、他社のクラウドのほうが安い場合があります。ニフクラ(旧:ニフティクラウド)を選択した決め手は、総合的な費用対効果の高さでした。特にディスクI/Oの性能の高さを評価しました。これまでの経験から、ディスクI/Oの性能が優れていれば、データベースサーバーを削減集約できることが判っていたので、トータルでは費用を大幅に抑制することができると考えたからです。また、サーバー作成時に1vCPUあたりのクロック周波数にばらつきがあるサービスもありますが、ニフクラ(旧:ニフティクラウド)はそういった点に左右されず、一定のクロック周波数のサーバーが作成されるので安定感があります」。

さらに、クラウド基盤の安定性と、安心できるサポート体制についても評価しており、「例えば戦国IXAでは数百台のサーバーを運用し、ピーク時にはサーバー間通信だけで20Gbps以上という大変な量のトラフィックが発生します。これに耐えられる運用基盤があり、そのサーバー間通信において料金が発生しないことは、費用を抑えつつサービス拡大を図る上で欠かせないポイントでした。また、ニフクラ(旧:ニフティクラウド)には、品質保証制度(SLA)があり、安心できるサポート窓口も用意されている点も重視しました」と語っている。

——北米リージョンも、 日本と同じ環境とサポート

ニフクラ(旧:ニフティクラウド)は、これまでの安定稼働の実績と費用対効果が評価され、「メビウス ファイナルファンタジー」の基盤としても採用された。現在は、国内リージョンのサーバーで国内と台湾、韓国へのサービスを提供し、北米リージョンのサーバーで英語圏へのサービスを提供している。サービスが国内に閉じていた時はピーク時間帯がはっきりしていたが、現在は1時間あたり5~6万人が常にプレイしている状態という。その運用状況について浜口氏は、「当社にとって重要なサービスであり、キャパを比較的広く取っていることもあって、サーバー負荷によるトラブルもなく安定して運営できております」と語っている。

北米リージョンについて、株式会社スクウェア・エニックス 情報システム部 ITインフラストラクチャー ソーシャルゲーム・グループ 船寄悟史氏は、「ゲームは遊びなので、楽しく快適でなければなりません。そこで、なるべくユーザーの近いところからサービスを提供することで、ストレスなく快適に遊んでもらえるよう、北米リージョンを選びました。日本と同じ構成で、同じ管理ツールを使っているので、基本日本と変わらず運用できています」と語っている。浜平氏も、「日本に技術者がいて、海外リージョンがあるクラウドサービスはあまりありません。そういう意味で、海外リージョンについても日本語で深い対応をしてもらえます」と評価している。

今後の「メビウス ファイナルファンタジー」について浜口氏は、「1人でストーリーを追いかけるRPGとしても、スマホの特性を生かしてマルチプレイで楽しむこともできるゲームです。どういう楽しみ方が期待されているのか、プレーヤーの反応をみながら、一緒に成長をしていきたいですね」と語る。その基盤の担当者として船寄氏は、「今後富士通クラウドテクノロジーズ(旧:ニフティ)には、さまざまな課題に対しても前もって準備ができる柔軟性の高い基盤として、IaasだけでなくPaas(分析基盤やイベント駆動型処理)といったソリューションに関しても検討をお願いしたい」と期待を語った。

メビウス ファイナルファンタジー [ゲーム基盤]

「ファイナルファンタジー」開発スタッフが手がける、従来にはないハイクオリティなスマートフォン向けRPGゲーム。魅力的なストーリー、初心者から上級者まで楽しめる奥深いゲームシステム、3Dのリッチなビジュアルを多用したグラフィックなど、ユーザーからも高い評価を得ている。メインシナリオを攻略する遊び方に加え、期間限定のイベントやキャンペーンも多彩に展開。複数人で楽しめるマルチプレイにも対応。

企業情報

株式会社スクウェア・エニックス

家庭用ゲーム機向けソフト、アーケードゲーム、オンラインゲーム、スマートフォンなど、デジタルエンタテインメントコンテンツ向けゲームの企画、開発、販売および運営をおこなっています。その他、コミックや雑誌、ゲーム攻略本などのゲーム関連書籍の出版や二次的著作物の企画・制作・販売やライセンス事業など、多岐にわたっています。

  • ※注製品名および会社名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
  • ※注当社は、2017年4月1日にニフティ株式会社から富士通クラウドテクノロジーズ株式会社に社名を変更いたしました。
    また、2017年11月1日にニフティクラウドからニフクラにブランド名称を変更いたしました。
  • ※注本インタビューは2016年9月14日に行いました。2016年9月14日現在の情報です。

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