ニフクラ Liveマイグレーション:マイグレーション実行
マイグレーションHubからニフクラへVMをマイグレーションさせる機能です。
実行時のパラメーター
以下のパラメーターを指定し、マイグレーションを実行します。
パラメーター名 | 内容 |
---|---|
マイグレーションHub ID | ニフクラへのマイグレーションを実行するマイグレーションHubを指定します。 |
操作 | マイグレーション時にチェックツールによるチェックのみか、チェックツールによるチェック&マイグレーションを実行するか選択します。 |
VMチェックツールの実行結果データ | チェックツールの実行結果ファイルを指定します。 マイグレーションHub上に存在するVMがチェックツールの実行結果ファイルで指定されたサーバースペックでニフクラに登録、マイグレーションされます。 最大4MBまでのファイルをアップロードできます。 |
チェックツールの実行結果データの入力
チェックツールの実行結果データにはチェックツールの実行結果ファイルに対し、お客様にて以下の項目に入力が必要となります。
入力項目 | 説明 |
---|---|
nifcloud_id | お申込みのニフクラ IDを入力します。 入力値が空の場合やご利用ニフクラID以外を指定した場合に、エラーとなります。 |
zone | 移行先のゾーンを入力します。 入力値が空の場合やマイグレーションHubのご利用以外のゾーンを指定した場合に、エラーとなります。 |
targets.vms[].accounting_type | VMの課金タイプを指定します。 入力値がからの場合や値が不正の場合に、エラーとなります。 ・monthly ・hourly |
targets.vms[].instance_type | サーバータイプを指定します。 入力値が空の場合やType-h2(h2-smallからh2-triple-large64まで)以外の値、マイグレーションを行うVMのスペック以下の値を指定した場合、エラーとなります。 入力値はinstanceTypeを参照してください。 |
targets.vms[].disks[].accounting_type | 増設ディスクの課金タイプを指定します。 入力値が空の場合や値が不正の場合に、エラーとなります。 ・monthly ・hourly |
targets.vms[].disks[].type | 増設ディスクのタイプを指定します。 入力値が空の場合やゾーンで対応していないディスクタイプを指定した場合、エラーとなります。 ・standard-storage ・high-speed-storage-a ・high-speed-storage-b ・flash-storage ・standard-flash-storage-a ・standard-flash-storage-b ・high-speed-flash-storage-a ・high-speed-flash-storage-b |
targets.vms[].networks[].private_lan | VMの1本目のvNICに接続するプライベートLANを指定します。 1本目のvNICのprivate_lanが空、または1本目のvNICのadditional_nicに入力値がある場合や存在しないプライベートLANを指定した場合、エラーとなります。1本目のvNICにはprivate_lanにのみ値を入力する必要があります。 |
targets.vms[].networks[].additional_nic | VMの2本目以降のvNICに接続する追加NICを指定します。 2本目以降のvNICのadditional_nicが空、または2本目以降のvNICのprivate_lanに入力値がある場合や存在しない追加NICを指定した場合、エラーとなります。2本目以降のvNICにはadditional_nicにのみ値を入力する必要があります。 |
機能
マイグレーションHub - マイグレーションHubからニフクラへのマイグレーション実行
マイグレーションHub上に存在するVMをニフクラへ移行します。
マイグレーション実行時にチェックツールを実行し、エラーが無ければVMチェックツールの実行結果データをサーバースペックの入力値として登録、マイグレーションされます。
マイグレーション完了後、コントロールパネル上からサーバーとして操作が可能となります。
注意事項
- 同一の名前のVMをマイグレーションHubからニフクラへマイグレーションを行う事は出来ません。移行元環境でVMの名前を変更してからマイグレーションを実行してください。
- VMチェックツールの実行結果データに多数のVM(100VM等)が含まれ、同時にマイグレーション実行を行う場合、動作に時間がかかる場合がございます。
- マイグレーション実行後、別途当社が実施するStorage vMotionが必要となります。Storage vMotion完了まで一部操作がコントロールパネル上から行えません。
Storage vMotionのステータス確認
マイグレーション実行後、Storage vMotionが完了するまでサーバーのステータスが以下の状態となります。
ステータス | アイコン | 説明 |
---|---|---|
設定待ち | ![]() |
マイグレーション実行後、Storage vMotionの処理を待っている状態です。 |
設定中 | ![]() |
Storage vMoitonの処理を行っています。 |
Storage vMotionが完了すると「オンライン」「停止」「異常あり」などがサーバーのステータスに表示されます。
詳細はクラウドヘルプ(サーバーの一覧)のステータスを参照してください。
Storage vMoiton完了まで制限される操作
Storage vMotion完了まで制限されるコントロールパネル上の操作は以下の通りです。
機能名 | API名 |
---|---|
イメージとして保存 | CreateImage |
サーバーコピー | CopyInstances |
サーバー削除 | TerminateInstances |
スナップショットの作成 | NiftyCreateInstanceSnapshot |
バックアップルール作成 | CreateInstanceBackupRule |
追加NIC サーバーに設定する | AttachNetworkInterface |
ディスク作成 | CreateVolume |
ディスク サーバーに接続する | AttachVolume |
ディスク 容量を拡張する | ExtendVolumeSize |
サーバータイプ変更 | ModifyInstanceAttribute |
マイグレーション済みサーバー
マイグレーション実行で移行したサーバーの一覧を表示します。
サーバー名 | マイグレーション済みのサーバー名を表示します。 |
サーバーUUID | マイグレーション済みのサーバーのUUIDを表示します。 |
移行完了日時 | マイグレーション処理が完了した日時を表示します。 |
イベントログ
マイグレーション実行の処理経過はイベントログから確認が可能です。
操作 | 説明 |
---|---|
VMチェックの実行 | マイグレーション実行前にマイグレーションHub上のVMに対し、チェックツールを実行します。 |
VM移行の実行 | マイグレーションHubからニフクラへVMを移行します。 |
マイグレーション実行時におけるVMのIPアドレス割り当てについて
移行するVMのIPアドレスの割り当ては静的割り当て、L2延伸を行っている場合のみDHCPの設定のまま移行が可能です。
注意事項
- マイグレーション実行時に指定する、追加NICのIPアドレス割り当てを「自動割り当て」または「指定する」を選択してもルーターからのIPアドレスの割り当ては行えません。追加NICの作成時には「指定しない」を選択してください。
ルーターからIPアドレスの割り当てを行う場合には、移行完了後コントロールパネルよりサーバーの「ネットワーク設定変更」から行ってください。