ニフクラ 物理ポート利用規約
第1条(利用規約)
- 本利用規約は、富士通株式会社(以下「当社」といいます。)が提供する「物理ポート」(以下「本サービス」といいます。)の利用にかかわる一切に適用されます。
- 当社に本サービスの利用を申し込み、当社がこれを承諾したユーザー(以下「ユーザー」といいます。)は、本サービスの利用を申し込む時点で本利用規約の内容を承諾しているものとみなします。
- 当社がユーザーに通知する本サービスの説明、案内、利用上の注意等は、名目の如何にかかわらず本利用規約の一部を構成するものとします。
- 当社は、ユーザーの了承を得ることなく本利用規約を随時変更することができるものとします。変更後の本利用規約は、Webへの掲載または当社が適切と判断する方法による通知のいずれか早い方から14日後に(または適用される法律により要求される場合は即日に)有効となるものとします。
第2条(定義)
本利用規約における用語は、当社Web又は仕様書等に記載される以下と定義します。
- 「ご利用プラン」とは、「サービスプラン」「接続プラン」及び「メディアタイプ」(回線種別)の組み合わせによって定まる、利用形態をいいます。
- 「サービスプラン」とは、通信経路の種別とネットワーク機器の設置位置を選択するためのプランであり、「コロケーションプラン」と「構内接続プラン」の2種類をいいます。
- 「接続プラン」とは、冗長化方式を選択するためのプランであり、「シングル接続プラン」、「デュアル接続(L2)プラン」および「デュアル接続(L3)プラン」の3種類をいいます。
- 「指定第三者」とは、ユーザーの指定する第三者をいいます。
- 「通信キャリア」 とは、ユーザー又は指定第三者がネットワーク回線契約を締結するネットワーク回線提供事業者をいいます。
第3条(本サービスの仕様)
本サービスの仕様は、当社Webに掲載するとおりとします。当社は、本サービスの仕様を予告なく変更することがあります。
第4条(利用契約の成立)
- 本サービスの利用は、利用契約の成立に先立ちニフクラ基本利用規約を内容とする当社サービスに関する基本契約(以下「基本契約」といいます。)を締結することが条件となります。基本契約は、当社がユーザーから当社サービスの利用申込を受け、当社がこれを承諾したときに成立するものとします。
- 本利用規約を内容とする本サービスに関する当社・ユーザー間の利用契約(以下「利用契約」といいます。)は、ユーザーが当社に対して当社所定の方法により本サービスの利用申込を行い、当社がこれを承諾したときに成立するものとします。
- 本サービスの利用に関して本利用規約に定めのない事項については、ニフクラ基本利用規約及びニフクラサービス利用規約が適用されるものとし、本利用規約の内容とニフクラ基本利用規約及びニフクラサービス利用規約の内容が抵触する場合は、本利用規約の内容が優先して適用されるものとします。
- 当社は、次の各号のいずれかに該当する事情があると当社が判断した場合には申込者の利用申込を承諾しない場合があります。この場合、当社は申込者に対し、その旨を書面又はその他の方法で通知します。
- 申込者又は指定第三者に対して本サービスを提供することが技術上困難なとき。
- 申込者又は指定第三者に対して本サービスを提供することがデータセンターの設備上困難なとき。
- 申込者が本サービスの料金又は手続きに関する費用等の支払を現に怠り、又は怠るおそれがあるとき。
- 申込者又は指定第三者が第7条(提供停止)第1項に現に該当し、又は該当するおそれがあるとき。
- 申込者が利用申込の内容に虚偽の事実を記載したとき。
- 前各号の他、当社が申込者との利用契約の締結を適切でないと判断したとき。
第5条(本サービスの利用期間および利用料金)
- 本サービスの利用料金は初期費用と月額費用の2種類であり、以下のように定められます。
- 物理ポートのステータスが開通作業中に遷移したタイミングを物理ポート申込完了のタイミングとみなし、この月を申込完了月とします。
- 申込完了月を初月とし、初月を1ヶ月目とした3ヶ月間を月額費用の無料期間とします。
- 初期費用は初月度分としてご請求いたします。
- 月額費用は無料期間が終了した翌月分から発生します。
- 通信キャリアによる結線作業が完了し、ユーザーからの作業完了連絡を当社側で確認したのち、物理ポートのステータスが利用可能になった日以降が利用可能期間となります。
- 無料期間中の、本サービスの契約解除は不可となっております。
- ニフクラを解約する場合、解約前までに本サービスの契約を解除いただく必要がございます。無料期間中に本サービスの契約が解除されないままニフクラが解約された場合、解約日当月分として最低利用料金が請求されます。最低利用料金はご利用プランの月額料金1ヶ月分となります。
- 利用開始月・解除月の日割り計算による減額はいたしません。
- 申込完了後に、サービスプランおよび接続プランを変更することはできません。
第6条(提供中止)
- 当社は、次の各号のいずれかに該当する場合には、本サービスの全部又は一部の提供を一時的に中止することができるものとします。
- 当社の本サービス提供用設備の定期的又は緊急の保守又は工事のためやむを得ない場合。
- 当社の本サービス提供用設備の障害のためやむを得ない場合。
- 電気通信事業者が電気通信サービスの提供を中止した場合。
- 電気通信事業法第8条の規定に基づき、天災事変その他の非常事態が発生し、若しくは発生するおそれがあるときは、災害の予防若しくは救援、交通、通信若しくは電力の供給の確保又は秩序の維持に必要な通信その他の公共の利益のために緊急を要する通信を優先的に取り扱う必要がある場合。
- その他、本サービスの全部又は一部の提供が技術的に困難となった場合。
- 当社は、本サービスの全部又は一部の提供を中止するときは、ユーザーに対し事前にその旨を通知します。但し、緊急でやむを得ないときは、この限りではありません。
- 当社は、本条第1項に基づき本サービスの全部又は一部の提供を一時的に中止したことに起因してユーザー、指定第三者又は通信キャリアが損害を被ったとしても、当社に故意又は重過失がある場合を除き責任を負わないものとします。
第7条(提供停止)
- 当社は、次の各号のいずれかに該当するときは、ユーザーに事前に通知することなく、本サービスの全部又は一部の提供を停止することがあります。
- ユーザーが利用契約上の債務の支払を怠ったとき。
- ユーザーが本規約に違反したとき。
- ユーザー、指定第三者又は通信キャリアが当社の本サービス提供用設備を破壊し、又はそれらの設備の正常な動作を妨害したとき。
- ユーザー、指定第三者又は通信キャリアが本サービス以外に当社が提供するサービスを直接又は間接に利用する者の当該利用に対し重大な支障を与えたとき。
- その他、ユーザー、指定第三者又は通信キャリアが、当社が不適切と判断する行為を行ったとき。
- 当社は、前項に基づき本サービスの全部又は一部の提供を停止したことに起因してユーザー、指定第三者又は通信キャリアが損害を被ったとしても、当社に故意又は重過失がある場合を除き責任を負わないものとします。
第8条(当社が行う利用契約の解約)
- 当社は、次の各号のいずれかに該当する事由があるときは、利用契約を解約することができるものとします。
- 第7条(提供停止)第1項の規定により本サービスの提供が停止された場合において、停止の日から14日以内に当該停止の原因となった事由が解消されないとき。
- 第7条(提供停止)第1項の事由がある場合において、当該事由が当社の業務に著しい支障を及ぼすおそれがあると当社が判断したとき。
- ユーザーが、仮差押、差押、民事再生、破産、会社更生法の申立を受けたとき、又は自ら申し立てたとき。
- ユーザー、指定第三者又は通信キャリアが暴力団、暴力団員、 暴力団関係、総会屋、社会活動標榜ゴロ、特殊知能暴力集団若しくはそれらの関係者(以下、総じて「反社会的勢力」といいます。)に該当し、又は反社会的勢力との取引若しくは人的、資金的関係があると当社が判断したとき。
- ユーザー、指定第三者又は通信キャリアが自ら又は反社会的勢力を利用して、当社に対して詐術、暴力的行為又は脅迫的言辞を用いたとき。
- 当社は、前項の規定により利用契約を解約するときは、ユーザーに対しあらかじめその旨を書面その他の当社の定める方法で通知します。
- 当社は、本条第1項に基づき利用契約を解約したことに起因してユーザー、指定第三者又は通信キャリアが損害を被ったとしても、当社に故意又は重過失がある場合を除き責任を負わないものとします。
第9条(本サービスの廃止)
- 当社は、ユーザーに対し廃止する90日前までに書面又はその他の方法による通知をした上で、本サービスの全部又は一部を廃止することができるものとします。
- 当社は、本サービスの全部又は一部が廃止されたことに起因してユーザー、指定第三者又は通信キャリアが損害を被ったとしても、当社に故意又は重過失がある場合を除き責任を負わないものとします。
第10条(故障が生じた場合の措置)
- ユーザーは、当社の本サービス提供用設備に故障を認めたときは、速やかにその旨を指定第三者及び通信キャリアに通知するものとします。
- 当社の本サービス提供用設備の故障がユーザー、指定第三者又は通信キャリアの責に帰すべき事由により生じたときは、当該故障の調査、修理、取り替え等に要した費用に関しては、ユーザーは、指定第三者若しくは通信キャリアと連帯して又は単独で当該費用を負担するものとします。
第11条(冗⾧化)
- ユーザーは、ユーザー又は指定第三者が通信キャリアとのネットワーク回線契約に基づき利用するネットワーク回線(以下「ユーザー等回線」といいます。)と当社の本サービス提供用設備であるネットワーク機器について、ネットワーク接続の冗長化又は機器の冗⾧化を実施しなかった場合、本サービス提供用設備であるネットワーク機器の冗⾧構成が維持できない障害が発生したときその障害復旧時までユーザー等回線との接続が不可能になる場合があることを認識し、指定第三者にその旨を周知するものとします。
- ユーザーは、ユーザー又は指定第三者が前項に定める冗⾧化を実施しなかったことに起因する一切の損害について当社を免責し、指定第三者からクレームを受けた場合は自らの費用と負担において解決し、当社に迷惑をかけないものとします。
第12条(ユーザー等回線の維持管理責任等)
- ユーザーは、自己又は指定第三者の責任と費用負担において、ユーザー等回線に係る一切の維持管理を行うものとします。
- ユーザーは、 ユーザー等回線の故障又はユーザー、指定第三者若しくは通信キャリアの行為に関連して当社又は第三者が損害を被った場合、当該損害を賠償する責任を負うものとします。
- ユーザーは、ユーザー等回線とニフクラのプライベート側ネットワークとの接続作業のために必要となる情報であって当社がユーザーに対して開示した情報(以下「本秘密情報」といいます。)について、ユーザー等回線とニフクラのプライベート側ネットワークとの接続作業の目的のためにのみ利用し、当社の書面による事前の承諾なしに第三者に開示、漏洩してはならないものとします。
- 前項の定めにかかわらず、ユーザーは、指定第三者及び通信キャリアに対して、前項に定めるものと同等の秘密保持義務を書面により課すことにより、当社の書面による事前の承諾なしに指定第三者及び通信キャリアに本秘密情報を開示することができます。
- ユーザーは、第3項に基づき当社が本秘密情報の開示を書面により承諾した第三者又は前項に基づき本秘密情報の開示が認められる指定第三者若しくは通信キャリア(以下併せて本項において「第三者等」といいます。)に対して本秘密情報を開示した場合においては、本秘密情報の一切の管理について、第三者等と連帯して又は単独で当社に対して責任を負うものとします。
第13条(責任の制限)
- 本サービスに起因してユーザー又は指定第三者がニフクラを利用できなかった場合においては、当社は、ニフクラ品質保証制度(SLA)利用規約第1項に定める減額を行わないものとします。当社は、本サービスに起因してユーザー又は指定第三者がニフクラを利用できなかったことによりユーザー又は指定第三者にいかなる損害が生じた場合であっても、当社に故意又は重過失がある場合を除き責任を負わないものとします。
- 本サービスは、提供時点において当社が提供可能なものとします。本サービスがユーザー又は指定第三者の特定の目的に適合すること、期待する機能を有すること、期待する成果を実現すること、不具合を起こさないこと及び利用結果を含め、当社は、ユーザー又は指定第三者に対し、本サービスに関する何らの保証も行うものではありません。
- 当社は、本サービスの利用に伴い、ユーザー又は第三者のプログラムやデータの消失若しくは破損等が生じた場合であっても、その理由の如何を問わず当社に故意又は重過失がある場合を除き責任を負うものではありません。
第14条(損害賠償)
ユーザーが本規約に違反したことに起因して当社が損害を被った場合、ユーザーは、当社が被った損害の賠償をするものとします。ユーザー、指定第三者又は通信キャリアの作業等に起因して当社が損害を被った場合、ユーザーは、当社が被った損害の賠償をするものとします。
付則
本利用規約は、2022年4月13日より効力を有するものとします。
本利用規約は、2022年8月30日より改定施行します。
本利用規約は、2024年4月1日より改定施行します。