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【ニフクラ活用基本編】ルーター(NAT)利用パターン

ルーターのNAT機能を利用して、インターネットを参照できるようにするパターンです。

解決したい課題/要求事項

  • セキュリティを考慮し、インターネットヘは一切接続できなくなるが、サーバーにグローバルIPアドレスを付与したくない

  • プロトコルに縛られず、外部に通信したい

  • 外部から対象のサーバーにアクセスしたい

ニフクラでの解決パターン

  • ニフクラで提供するルーターの「NAT」機能を利用する

image

実装
  • ニフクラでは、ルーターのNAT(SourceNAT、DestinationNAT)機能により、ネットワークの内側と外側のサーバー間で通信することが可能になる

  1. NATルールを追加したNATテーブルを作成し、ルーターへ適用する

  2. 仮想サーバーはグローバルNICを外す

  3. 仮想サーバー内にインターネットへ接続するためのルーティング設定を行う

補足
  • Webプロキシ機能では対応していないHTTPSが443以外で利用されるソフトウェアなどの場合、NATを利用することでインターネットへ接続できるようになる

  • 例えば、ニフクラで提供しているバックアップ/セキュリティサービス(Acronis Cyber Protect Cloud)での利用はNAT機能を用いることにより、グローバルIPアドレスを持たないサーバーでもAcronis Cloudに対してアクセスが可能

  • グローバルIPアドレスを利用しないサーバーでプライベートLANのNICにIPアドレスを付与する際は以下のような方法で設定可能

  • 共通グローバルネットワーク、共通プライベートネットワークについての仕様は クラウド技術仕様/制限値(ネットワーク:共通ネットワーク)を参照する

  • 本パターンではルーターを利用しているが、仮想サーバーをNAT用のサーバーとして実装し運用も可能

注意点
  • ルーターに割り当てが可能なグローバルIPアドレスは1つとなる

本パターンの構成要素

本パターンを実現するためのニフクラサービス構成要素例は以下表の通りです。

サービス名

タイプ

用途

数量

備考

c2-medium

1

グローバルIPアドレスを利用しない

1

サーバー、ルーター用

2

router.small

1

NATテーブル

SNAT、DNAT用

1

1

任意で利用


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