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【ニフクラ活用基本編】ルーター(Webプロキシ)利用パターン

ルーターのWebプロキシ機能を利用して、インターネットを参照できるようにするパターンです。

解決したい課題/要求事項

  • セキュリティを考慮し、インターネットヘは直接接続できなくなるが、サーバーにグローバルIPアドレスを付与したくない

  • OSアップデートやパッチ適用、ウイルス対策のためのパターンファイルアップデートなどは実施したい

  • 別途プロキシ環境を構築することは運用対象サーバーを増やすことになるので実施したくない

ニフクラでの解決パターン

  • ニフクラで提供するルーターの「Webプロキシ」機能を利用する

image

実装
  • ニフクラで提供されているルーターでは「Webプロキシ」機能が利用できる

  • 本機能を利用することにより、サーバーにグローバルIPアドレスを付与しない構成でもOSアップデートやパッチ適用をWebプロキシを経由して実行することが可能

  1. ルーターを作成し、Webプロキシ機能にて、受け側のポートとネットワーク(プライベートLAN)、迂回側ネットワークに共通グローバルを指定する

  2. 仮想サーバーはグローバルNICを外す

  3. 仮想サーバー内にインターネットへ接続するためのルーティング設定を行う

補足
  • Webプロキシの機能は、ニフクラのコントロールパネル、APIで設定が可能なため別途サーバーを構築して運用する手間を削減できる

  • グローバルIPアドレスを利用しないサーバーでプライベートLANのNICにIPアドレスを付与する際は以下のような方法で設定可能

  • 共通グローバルネットワーク、共通プライベートネットワークについての仕様は クラウド技術仕様/制限値(ネットワーク:共通ネットワーク)を参照する

  • 本パターンではルーターを利用しているが、仮想サーバーをプロキシサーバーとして構築し運用も可能

本パターンの構成要素

本パターンを実現するためのニフクラサービス構成要素例は以下表の通りです。

サービス名

タイプ

用途

数量

備考

c2-medium

3

グローバルIPアドレスを利用しない

3

サーバー、ルーター用

2

ルーター

router.small

1

Webプロキシを設定

1

任意で利用

terraform サンプル

本パターンについてterraformで作成可能なサンプルをGitHubで公開しています。
ご参考にしてください。
> ルーター(Webプロキシ)利用パターン Terraformサンプル


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