【ニフクラ活用応用編】クラウドバックアップパターン
オンプレミス環境からニフクラの「オブジェクトストレージ」にバックアップするパターンです。
解決したい課題/要求事項
- オンプレミスでバックアップデータ保存先を検討している場合、容量見積や導入機器選定、構築など考慮するべきことが多く、発生する多大な期間とコストを軽減したい
- オンプレミス環境が災害を受け機器故障などによりデータをロストする可能性がある
ニフクラでの解決パターン
以下によって、解決したい課題の解決や要求事項を実現します。
- クラウドにバックアップデータを遠隔地保存する
- ニフクラのオブジェクトストレージを利用すれば、インターネット経由での接続が可能なため、利用者環境からインターネットにアクセスできれば、容易に接続することが可能となる
- ※オブジェクトストレージへのアクセスはWEB API (http/https) を利用する
実装
- クラウド環境にファイルをバックアップするだけであれば、オブジェクトストレージを利用する方法がある
- インターネット経由での接続が可能なため、利用者環境からインターネットにアクセスできれば、簡単に接続することが可能となる
補足
オブジェクトストレージは、以下のメリット/デメリットがあります。
【メリット】
- 大容量ファイルの保管場所として、容量を気にすることなく割安に利用することができる
- 別途、仮想サーバーを立てる必要はなく、単体で利用することも可能
- 容量データの分割送信が可能でSSL(https)対応やデータの冗長化によって、安全性も確保している
- インターフェイスとして、REST APIやブラウザー経由のオブジェクトストレージエクスプローラーを利用する
【デメリット】
- アクセス速度がそれほど速くない
※オブジェクトストレージを利用の際は、利用者環境側のプロキシなどで通信の制御がされていないかを事前に確認してください。
注意点
- Web APIによるアクセスとなり、通常のファイルサーバーのように利用することができない