【アプリレイヤー編】高性能データベースサーバーパターン
データベースサーバーはアクセスが集中する上、サーバー分割も難しいので、あらかじめ高スペックのサーバータイプを選択しておくパターンです。
解決したい課題/要求事項
- クラウド環境に構築したデータベースサーバーはアクセスが集中するため、高負荷が予想される
- データベースサーバーは分割の設計・構築が難しい
ニフクラでの解決パターン
以下によって、解決したい課題の解決や要求事項を実現します。
- 性能、コストパフォーマンスなどお客様のニーズに合わせた3種類のサーバータイプ(Type-h2、Type-e、Type-c)、全76種類を必要な性能に合わせて選択ができる
実装
- それぞれの用途毎にサーバーを作成する
1.WEB層は、必要最低限のスペックで複数台のサーバーを作成する
2.AP層は、稼働するプログラムの要求メモリに見合うサーバーを作成する
3.DB層は、高スペックタイプのサーバーを作成し、増設ディスクには高速フラッシュドライブを選択する
4.ロードバランサー(L4)を作成し、負荷分散対象にWEBサーバーを割り当てる
補足
【WEB層】
高性能な仮想サーバーを用意するのではなく、必要最低限のスペックのものを数多く用意する方向性で検討が必要となります。
- この層では、比較的単純な処理を大量に処理する必要があり、OS自体のパフォーマンスを上げるため、アクセスを複数の仮想サーバーに分散させるのが効果的
【AP層】
稼働するプログラムの特性に応じて構成を考えます。
- そのプログラムが動く際に最小限必要なメモリ量に加え、1つの処理で消費されるメモリ量、その処理が同時にいくつ実行されるか、といった観点でサーバータイプや台数を選択する
- AP層ではなるべくDB層へのアクセスを減らすという観点も重要となる
- 一般的にメモリ上にキャッシュを持つ方式が効果的で、そのようにプログラムを作成した上で、それに見合うメモリ量を確保する
【DB層】
アクセスが集約される上にサーバー分割が難しいので、できるだけ高スペックなタイプを選びます。
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