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Web層は、必要最低限のスペックで複数台のサーバーを作成する
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AP層は、稼働するプログラムの要求メモリに見合うサーバーを作成する
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DB層は、高スペックタイプのサーバーを作成し、増設ディスクには高速フラッシュドライブを選択する
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ロードバランサー(L4)を作成し、負荷分散対象にWebサーバーを割り当てる
【アプリレイヤー編】高性能データベースサーバーパターン
データベースサーバーはアクセスが集中するうえ、サーバー分割も難しいので、あらかじめ高スペックのサーバータイプを選択しておくパターンです。
解決したい課題/要求事項
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クラウド環境に構築したデータベースサーバーはアクセスが集中するため、高負荷が予想される
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データベースサーバーは分割の設計・構築が難しい
ニフクラでの解決パターン
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性能、コストパフォーマンスなどお客様のニーズに合わせた複数種類の サーバータイプ から必要な性能に合わせて選択ができる
実装
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それぞれの用途ごとにサーバーを作成する
補足
- 【Web層】
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高性能な仮想サーバーを用意するのではなく、必要最低限のスペックのものを数多く用意する方向性で検討する
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この層では、比較的単純な処理を大量に処理する必要があり、OS自体のパフォーマンスを上げるため、アクセスを複数の仮想サーバーに分散させるのが効果的
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- 【AP層】
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稼働するプログラムの特性に応じて構成を検討する
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そのプログラムが動く際、最小限必要なメモリ量、1つの処理で消費されるメモリ量、その処理が同時にいくつ実行されるか、といった観点でサーバータイプや台数を選択する
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AP層ではなるべくDB層へのアクセスを減らすという観点も重要となる
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一般的にメモリ上にキャッシュを持つ方式が効果的で、そのようにプログラムを作成し、それに見合うメモリ量を確保する
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- 【DB層】
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アクセスが集約される上にサーバー分割が難しいので、できるだけ高スペックなタイプを選択する
- 【共通】
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グローバルIPアドレスを利用しないサーバーでプライベートLANのNICにIPアドレスを付与する際は以下の方法で設定可能
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コンソール を利用してログインしOS上でIPアドレスを設定する
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Linux系のサーバーでrootのパスワードを設定していない場合は、シングルユーザーモードでログインし、パスワードを設定可能
FAQ シングルユーザーモードでのログイン
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仮想サーバーで共通グローバルネットワークを利用する場合のIPアドレス、デフォルトゲートウェイなどの情報については クラウド技術仕様/制限値(IPアドレス)を参照する
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共通グローバルネットワーク、共通プライベートネットワークについての仕様は クラウド技術仕様/制限値(ネットワーク:共通ネットワーク)を参照する
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本パターンの構成要素
本パターンを実現するためのニフクラサービス構成要素例は以下表の通りです。
サービス名 |
タイプ |
用途 |
数量 |
備考 |
---|---|---|---|---|
10Mbps |
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1 |
- |
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c2-medium |
Webサーバー |
3 |
- |
|
c2-medium8 |
APサーバー |
2 |
- |
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グローバルIPアドレスを利用しない |
2 |
- |
||
h2-xlarge8 |
DBサーバー |
2 |
- |
|
グローバルIPアドレスを利用しない |
2 |
- |
||
- |
Webサーバー、APサーバー、DBサーバー用 |
3 |
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高速フラッシュドライブ[A/B] 100GB |
DBサーバー用 |
2 |
A/Bいずれでも可 |
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1 |
任意で利用 |