【ニフクラ活用基本編】クラウドバックアップパターン(NAT利用)
ニフクラサーバーのバックアップをオブジェクトストレージサービスにルーターのNAT経由で取得するパターンです。
解決したい課題/要求事項
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ニフクラサーバーのバックアップをクラウドストレージに取得したい
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ニフクラサーバーは要件によりグローバルIPアドレスを付与できない
ニフクラでの解決パターン
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ニフクラのオブジェクトストレージサービスにルーターのNAT経由でバックアップを取得する
実装
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ニフクラルーターのNAT機能を利用しSNATを設定する
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ルーターのSNAT機能を参考にして実装する
※ルーター(NAT)利用パターンを参照
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オブジェクトストレージサービス上に「バケット」を作成
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サーバーから発行されたオブジェクトストレージサービスのURLに対してバックアップを取得する
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ルーターのプライベートLAN側IPアドレスをゲートウェイにすることでルーターのSNAT経由で取得する
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補足
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オブジェクトストレージサービスはインターフェースとしてREST APIを提供しており、APIによるファイル操作が可能
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オブジェクトストレージサービスへルーターのSNAT経由でアクセスする際の通信経路については以下を参照する
オブジェクトストレージサービス・通信について -
グローバルIPアドレスを利用しないサーバーでプライベートLANのNICにIPアドレスを付与する際は以下の方法で設定可能
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コンソール を利用してログインしOS上でIPアドレスを設定する
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Linux系のサーバーでrootのパスワードを設定していない場合は、シングルユーザーモードでログインし、パスワードを設定可能
FAQ シングルユーザーモードでのログイン
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共通グローバルネットワーク、共通プライベートネットワークについての仕様は クラウド技術仕様/制限値(ネットワーク:共通ネットワーク)を参照する
注意点
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オブジェクトストレージサービスへはAPIでアクセスする必要がある
本パターンの構成要素
サービス名 |
タイプ |
用途 |
数量 |
備考 |
---|---|---|---|---|
c2-medium |
- |
1 |
- |
|
グローバルIPアドレスを利用しない |
1 |
- |
||
router.small |
- |
1 |
- |
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NATテーブル |
SNAT用 |
1 |
- |
|
- |
サーバー、ルーター用 |
2 |
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容量(GB) |
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1~ |
- |
|
- |
- |
1 |
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