【ニフクラ活用応用編】マルチリージョンバックアップパターン:VPN/プライベートブリッジ利用
ニフクラのリージョン間でバックアップを取得するパターンです。
解決したい課題/要求事項
- 単一リージョンでのバックアップは災害によりリージョン障害が発生した場合、バックアップデータを失う可能性がある
- より可用性を向上させるためにほかのリージョンへバックアップを取得したい
ニフクラでの解決パターン
以下によって、解決したい課題の解決や要求事項を実現します。
- リージョン間接続パターン(VPN)やリージョン間接続パターン(プライベートブリッジ)を利用する
- 本番環境を東日本リージョンに構築する場合、バックアップ環境を西日本リージョンに置くことで、システム全体をクラウド化した上でBCP対策を同時に実現できる
実装
- ニフクラでは複数のリージョンを提供しているため、リージョン間でバックアップを取得することが可能となる
- 本番環境を東日本リージョンに置き、バックアップ環境を西日本リージョンに置く構成で、システム全体をクラウド化した上でBCP対策を同時に実現することも可能となる
- 本パターンでは、東日本リージョンのサーバーから、リージョン間接続パターン(VPN)、リージョン間接続パターン(プライベートブリッジ)を参考に、東西リージョン間を接続し、セキュアな通信経路でバックアップを取得できる構成となる
注意点
- 東日本リージョンから西日本リージョンに対してのバックアップ方式は利用者側で検討する必要がある
- ニフクラで提供しているバックアップ/セキュリティサービス(Acronis Cyber Protect Cloud)も利用可能だが、利用者側で使い慣れたバックアップソフトウェアなどの利用も可能