【アプリレイヤー編】Sorry Pageパターン
サーバー異常時に、負荷分散機能の設定で Sorry Pageを表示または、代替コンテンツを表示させるパターンです。
解決したい課題/要求事項
- 以下のような事象が発生した場合を想定し、利用者に対して Sorry Pageや代替のコンテンツを表示させたい
- アプリケーションやプログラムコードの不具合や、サーバー/ネットワークの過負荷/障害などが原因で、Webサイトにアクセスできない
- システム改修時や障害発生時に、一時的にWebサイトを閉鎖したい
ニフクラでの解決パターン
以下によって、解決したい課題の解決や要求事項を実現します。
- ロードバランサー(L4, Ivanti Virtual Traffic Manager,IPCOM VE2シリーズ)の Sorry Pageを利用する
- マルチロードバランサーはSorry Pageへのリダイレクトとなるため、リダイレクト先コンテンツをオブジェクトストレージなどに配置する
※L7ロードバランサー(Ivanti Virtual Traffic Manager)、IPCOM VE2シリーズでも、リダイレクト機能は利用可能
- ※Sorry Pageへのリダイレクト先コンテンツは、オブジェクトストレージ以外も利用可能(http/httpsアクセス)
- ※Sorry Pageへのリダイレクト先コンテンツは、オブジェクトストレージ以外も利用可能(http/httpsアクセス)
実装
- ニフクラでは4種類のロードバランサーを提供しており、各ロードバランサーでSorry Pageを構成できる
- これによりWebシステムで、アプリケーションやプログラムコードの不具合、サーバー/ネットワークの過負荷/障害などが原因でWebサイトにアクセスできない場合にSorry Pageを表示させることが可能となる
- システム改修時に一時的にWebサイトを閉鎖したい場合にSorry Pageを表示させることが可能となる
補足
各ロードバランサーのSorry Pageの仕様は以下の通りです。
【ロードバランサー(L4)】
- デザイン固定(変更不可)、待ち受けポートが80番のHTTPのみ利用可能
- レスポンスコードは200か503を選択可能
【マルチロードバランサー】
- リダイレクトでのみ対応、HTTP/HTTPSでポートごとに利用可能
- レスポンスコードは302(リダイレクト)
【L7ロードバランサー(Ivanti Virtual Traffic Manager)】※1
- ページのカスタマイズ可能、Virtual Server設定ごとにHTTP/HTTPS/他プロトコルで利用可
- レスポンスコードは500(FIN送信も可能)
- HTTP/HTTPS以外はFIN送信
- リダイレクト設定によりSorryページを表示させることも可能
【統合ネットワークサービス(IPCOM VE2シリーズ)】※2
- HTTPエラーメッセージ転送 装置内に登録したSorryページ(HTMLファイル)を応答可能
- URLリダイレクト/HTTPリダイレクト応答でSorryページを表示する別URLへ誘導可能
注意点
- ※1 L7ロードバランサー(Ivanti Virtual Traffic Manager)は、ニフクラパートナー「図研ネットウエイブ株式会社」が提供するソリューションサービスです。
- ※2 統合ネットワークサービス(IPCOM VE2シリーズ)は、二フクラパートナー「富士通株式会社」が提供する仮想アプライアンスソフトウェアサービスです。
デザインパターンをeBookで無料提供中

ニフクラでは、本ページ掲載のデザインパターンをまとめたeBookを無料で提供しています。以下のページより、ダウンロードください。
料金は見積もりシミュレーターで確認可能

ニフクラの概算の利用料金は、Web上から見積もりシミュレーターで簡単に算出いただけます。