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ニフクラセキュリティ

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ニフクラの可用性向上への取り組み

物理サーバーではHAクラスターなど、ハードウェア構成で可用性向上を実現していましたが、クラウドではクラウドサービス事業者より提供されている機能・サービスを利用して、実現することが可能です。ニフクラの可用性向上への取り組みやニフクラの機能・サービスを利用した可用性向上デザインパターンなどをご案内いたします。

可用性向上対策と品質保証制度(SLA)

自動フェイルオーバー(HA)機能を標準実装

万が一、お客様のサーバーを搭載した当社データセンターの物理サーバーが故障した場合でも、約5分以内にほかの物理サーバーへ切り換わり再起動されます。データや現在設定されているIPアドレス、付替IPアドレスなどは引き継がれるため、停止時間を最小限に抑えることができます。

自動フェイルオーバー(HA)機能を標準実装

構成コンポーネントの二重化&無停止メンテナンス
構成コンポーネントの二重化&無停止メンテナンス

サーバー、ディスク、ネットワークはすべて完全二重化されており、特にストレージについては、RAID6相当の冗長化を行っています。これによりニフクラのサービスを安定して継続提供し、お客様の情報資産を守っています。すべての機器が冗長化されているため、ニフクラ側でのメンテナンス時にお客様の仮想サーバーを停止することもありません。

高負荷への万全の対策
高負荷への万全の対策

稼働中の物理サーバーの負荷状況を監視し、ほかのお客様サーバーによって、リソースを大量に消費される場合、ニフクラ内部で自動的にリソースの配置を行い、負荷障害を未然に防止します。

サーバー1台から月間99.99%の稼動率を保証
サーバー1台から月間99.99%の稼動率を保証

品質保証制度(SLA)とは、可用性の指標として、クラウドサービス事業者とユーザーとの間でサービス提供についての品質保証を合意し、明文化したものとなります。ニフクラでは、サーバー1台から月間稼働率99.99%を保証しています。

システム要件や重要性に応じた柔軟な対策が可能

SLAで定義している累計障害時間や自動フェイルオーバー(HA)機能によるサーバー再起動の時間など、わずかな停止も許容しがたいエンタープライズの基幹システムや高い可用性が必要となるサービスなど求められるレベルに応じて、お客様側でニフクラの機能・サービスを利用した可用性向上対策を実施することが可能です。

対策箇所 影響範囲 停止時間の目安 お客様側で実装可能な対策 関連機能・サービス
サーバー
物理ホスト

システム要件や重要性に応じた柔軟な対策が可能

約5分
  • 複数台のサーバーによる冗長化
  • サーバーセパレートの利用
  • 複数ゾーンの利用
複数ゾーン、サーバーセパレート、プライベートブリッジ
ストレージ
ディスク
約3分
  • 高速ディスクA/Bの利用
  • 複数ゾーンの利用
高速ディスクA/B、複数ゾーン
ネットワーク 約数秒
  • 複数ゾーンの利用
複数ゾーン、拠点間VPNゲートウェイ、プライベートブリッジ
データセンターのファシリティー 数秒以下
  • 複数ゾーンの利用
複数ゾーン、拠点間VPNゲートウェイ、プライベートブリッジ
データセンターのロケーション なし
  • 複数リージョンの利用
複数リージョン、ダイレクトポート、プライベートアクセス、DNS、プライベートブリッジ

可用性向上デザインパターン

ニフクラの機能・サービスを利用した可用性向上デザインパターンの中から、お客様の利用頻度が高い「ディスク冗長化パターン」「サーバーセパレートパターン」「マルチゾーンパターン」をご案内いたします。

ディスク冗長化パターン

ニフクラのシステム構成コンポーネントは、完全な冗長構成でストレージも冗長化されています。しかし、あるサーバーで利用しているストレージのハードウェア全体が障害に陥ったり、レスポンスが悪化することも考えられます。そのような場合、例えばDBサーバー1台のストレージ障害がサービス全体の障害になる可能性があります。
ニフクラでは、「高速ディスクA/B」という機能でストレージの可用性を上げることができます。高速ディスクは「高速ディスクA」と「高速ディスクB」のいずれかを選択でき、A系統とB系統は物理的に機器が異なる増設ディスクとなるため、双方を併用する事で可用性を向上させることができます。

可用性向上デザインパターン

サーバーセパレートパターン

複数台のサーバーで冗長化を実施した際に、サーバーが稼働している物理ホストがすべて同一の可能性があります。そのような場合、物理ホストが万が一、故障した際に稼働しているすべてのサーバーで同時に障害に発生することが考えられます。サーバーセパレートを利用すれば、指定した2つのサーバーを異なる物理ホスト上に分離的に配置することができます。
例えば、3台の並列したサーバーA/サーバーB/サーバーCでサーバーセパレートを利用し、サーバーA/サーバーBをセパレートルール1、サーバーB/サーバーCをセパレートルール2、サーバーC/サーバーAをセパレートルール3とすると、サーバーA/サーバーB/サーバーCのいずれか1台が搭載されている物理ホストで障害が発生したとしても、ほかの2台のサーバーが搭載されている物理ホストとは物理的に異なるため、可用性を向上させることができます。

サーバーセパレートパターン

マルチゾーンパターン

同一ゾーン内のネットワーク機器は冗長構成をされていますが、ネットワーク機器すべてで障害が発生した場合は、ゾーン内のすべてのサーバーが利用できなくなります。同一リージョン内のプライベートLAN同士をL2接続できるプライベートブリッジを利用すれば、複数ゾーンを利用したシステムを構築することができ、ゾーン単位での障害に備えることができます。

マルチゾーンパターン

※プライベートブリッジの提供リージョンにつきましては、ゾーン別機能対応表をご確認ください。

マルチリージョンパターン

ゾーンより広い単位で障害に陥るような地震災害など1つのリージョン全体に影響がある障害が発生した場合にも耐えるためにはリージョンの単位で冗長化させ、可用性を保つ必要があります。対応リージョン内のプライベートLAN同士を接続できるプライベートブリッジを利用すれば、複数リージョンを利用したシステムを構築することができ、リージョン単位での障害に備えることができます。

プライベートブリッジ

※プライベートブリッジの提供リージョンにつきましては、ゾーン別機能対応表をご確認ください。

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また、クラウドの可用性について、ニフクラブログでも関連記事を掲載しています。

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