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【アプリレイヤー編】RDBリードレプリカパターン

RDBのリードレプリカ機能を利用し、データベースサーバーのパフォーマンスを向上させるパターンです。

解決したい課題/要求事項

  • データベースサーバーのパフォーマンスを向上させたい

  • データベースサーバーのリードレプリカ環境構築は要求スキルが高く、作業工程も複雑であり、また運用面でも負荷がかかる

ニフクラでの解決パターン

  • DBサーバーのリードレプリカを作成し、読み出しの負荷を分散する

  • 上記により、読み出しの負荷が高く1台のDBサーバーでは限界に達してしまうような場合でも、柔軟なスケールアウトを行うことができる

image

実装
  • ニフクラRDBは、データベースサーバーのリードレプリカを作成して、読み出しの負荷を分散できる

  1. 対象のRDBを選択し、「選択したDBサーバーの操作」プルダウンメニューから、「リードレプリカの作成」を選択する

  2. リードレプリカ作成画面にて、DBサーバータイプ、ディスクタイプなどを選択し、リードレプリカを作成する

補足
  • DBサーバーのリードレプリカをコントロールパネルから作成できる

  • リードレプリカを作成することにより読み出しの負荷が高く1台のDBサーバーでは限界に達してしまうような場合でも、柔軟なスケールアウトを行える

  • リードレプリカを一度作成してしまえば、リードレプリカ元のDBサーバーのデータベースを更新すると、リードレプリカにも反映が行われるようになる

  • MySQLの場合は非同期レプリケーション、PostgreSQLの場合はストリーミングレプリケーションを行う

  • 仮想サーバーで共通グローバルネットワークを利用する場合のIPアドレス、デフォルトゲートウェイなどの情報については クラウド技術仕様/制限値(IPアドレス)を参照する

  • 共通グローバルネットワーク、共通プライベートネットワークについての仕様は クラウド技術仕様/制限値(ネットワーク:共通ネットワーク)を参照する

注意点
  • リードレプリカ作成時は、リードレプリカ元のDBサーバーの自動バックアップをONにしている必要がある

  • 各DBエンジンのレプリケーション機能を利用しリードレプリカを作成しているが、冗長化とは別機能となる
    リードレプリカの詳細は クラウド技術仕様/制限値(RDB:リードレプリカ) を参照する

本パターンの構成要素

本パターンを実現するためのニフクラサービス構成要素例は以下表の通りです。

サービス名

タイプ

用途

数量

備考

c2-medium

Web/APサーバー

1

サーバー用

1

RDB

db.e-large

DBサーバー

1

高速フラッシュドライブ 50GB

ディスク

1

db.e-large

リードレプリカ

1

高速フラッシュドライブ 50GB

ディスク

1

1

RDB、リードレプリカ用

1

1

任意で利用


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