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ニフクラ事例紹介

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ニフクラ データ放送基盤事例「WOWOWデータ放送」

株式会社WOWOW様(以下、WOWOW)に、データ放送用の基盤として「ニフクラ(旧:ニフティクラウド)」を採用していただきました。

この度、WOWOWの亦野氏、齋藤氏に「ニフクラ(旧:ニフティクラウド)」を採用するまでの流れについてインタビューを行いました。

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株式会社WOWOW IT戦略部 亦野 智宏氏

亦野 智宏

株式会社WOWOW IT戦略部

2001年 株式会社WOWOW入社。2001年~2004年 放送運航準備業務、放送監視業務、番組中継業務を経て2004年~2009年まで番組宣伝業務とWebサイト管理に携わる。 2009年~ IT戦略部にて各種システム(Web、メタ、営放)の管理。

株式会社WOWOW IT戦略部 齋藤 英右氏

齋藤 英右

株式会社WOWOW IT戦略部

2003年~2009年 海外旅行予約サイトの開発・運用業務に従事。 2009年 株式会社WOWOW入社。 2014年1月までIT戦略部にてWebサイトのシステム面での管理業務に従事。

——「データ放送用の基盤」として採用

富士通クラウドテクノロジーズ(旧:ニフティ)※以下、FJCT:この度はどのような用途で「ニフクラ(旧:ニフティクラウド)」を採用されましたか?

齋藤氏:5月に開始したデータ放送用のコンテンツを乗せる基盤として採用しました。

FJCT:データ放送とはどのようなものですか?

齋藤氏:従来の映像・音声コンテンツにさまざまな文字情報や双方向サービスを付加して送出するものをデータ放送と呼んでいます。

亦野氏:WOWOWの放送波帯域は当然、番組のためにほとんどが映像と音声に割かれているため、それ以外の用途の帯域は限られているんです。
サービス内容にもよりますが、文字情報だけなら放送波内だけでも伝送できると思いますが、画像なども取り入れたリッチコンテンツを提供するには、インターネット網を使うことが不可欠となります。そういった経緯で弊社ではデータ放送用の一次リンクコンテンツサーバーとして「ニフクラ(旧:ニフティクラウド)」を利用しています。

FJCT:データ放送のコンテンツを見るには、家庭用のテレビをインターネットに接続すればよいのでしょうか?

齋藤氏:そうですね。ご家庭のテレビをLANケーブルでインターネットに接続していただき、WOWOWにチャンネルを合わせてリモコンの「Dボタン」を押すとデータ放送を見ることができます。

FJCT:実際に御社はどのようなコンテンツをお客様にご提供されていますか?

亦野氏:番組内容の解説や番組の検索サービスです。
従来のデータ放送では放送波のみで放送中の映画について見どころなどを文字情報のみで提供していましたが、インターネット網を利用したデータ放送コンテンツを始めたことで付加情報として画像の表示や検索といった双方向性コンテンツの実現が可能となりました。

FJCT:まさにテレビ放送とインターネットの融合ですね。

亦野氏:WOWOWでは1カ月に600以上の番組がありますので、探すのも大変なんですよね。いちいちパソコンを立ち上げて検索するのは煩わしいと思いますので、テレビ画面上で検索ができるようになっていると便利ですよね。

——決め手は短納期とアクセス耐性

FJCT:サービスリリースまでの納期はどのぐらいでしたか?

齋藤氏:約2週間です。まずはお試しで利用して、すぐに環境を用意しなければならないサービスを控えていましたので、直後にお試しから本番用に切り替えて使い始めました。

FJCT:データ放送用の基盤はもともとは物理サーバーでしたか?

齋藤氏:はい。以前は弊社で契約していたIDCに、Webサーバーに同居する形で展開していました。
ですが、もともとデータ放送用の負荷は計算せずに立ち上げたサーバーでしたので、同居による負荷の問題が発生し、アウトソースしようということになりました。その際に、リリースが1カ月という短納期だったのでクラウドが最適と考えました。

FJCT:「ニフクラ(旧:ニフティクラウド)」ご採用の決め手は納期でしょうか?

亦野氏:納期とアクセス耐性です。当初はどのぐらいのお客様がくるかわかりませんでしたので同居させていましたが、ある程度のアクセスがきてもさばけるように独立させることを検討し始めたとき、御社なら基盤が大きいので安心でした。

——ご評価

FJCT:ご導入にあたり比較検討はされましたか?

亦野氏:3社と比較しました。

齋藤氏:始めたばかり、という業者が多かったのですが、御社は実績がありましたので選択しました。

FJCT:ほかのご利用用途はございますか?

齋藤氏:6月ぐらいから、iPhoneアプリからアクセスしてくるWebサーバー(APIサーバー)としても利用しています。

FJCT:「ニフクラ(旧:ニフティクラウド)」の全体のご評価はいかがでしょうか?

齋藤氏:いまのところ問題はありません。増やしたり減らしたりも簡単ですし、検証環境を作成する際も従量と月額があるので一時的な利用に対してもコストメリットが出せます。

——パブリック型クラウドの課題と今後

FJCT:すべての物理サーバーを「ニフクラ(旧:ニフティクラウド)」に移行するというのは非現実的でしょうか?

齋藤氏:基幹システムとの通信がありますので、すべて外出しにするというのは不可能に近いでしょうね。

亦野氏:SLAの問題がありますので、今後も基幹システムの部分は物理サーバーで、サービスの基盤はパブリック型で構築など、ハイブリッドで運用していきたいと思っています。

FJCT:最後に、今後の御社のデータ放送に関するお取り組みを教えていただけますか?

亦野氏:今後も機能を増やそうと思っています。見ている番組からプレゼントを応募したりできるようにしたいです。現在新たに開発を進めていますが、当面は御社にお世話になると思います。

FJCT:本日はありがとうございました。

WOWOWデータ放送 [データ放送基盤]

家庭用のテレビをLANケーブルでインターネットに接続して、WOWOWにチャンネルを合わせてリモコンの「Dボタン」を押すとデータ放送を見ることができます。

企業情報

  • ※注製品名および会社名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
  • ※注当社は、2017年4月1日にニフティ株式会社から富士通クラウドテクノロジーズ株式会社に社名を変更いたしました。
    また、2017年11月1日にニフティクラウドからニフクラにブランド名称を変更いたしました。
  • ※注本インタビューは2010年10月1日に行いました。2010年10月1日現在の情報です。

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