DNS / GSLB(広域負荷分散)/ ドメイン取得・管理
ニフクラのDNSは、お客様自身で構築・管理・運用できるDNSサーバーです。
DNSの基本的な機能に加え、GSLB(広域負荷分散)、ドメイン取得・管理などの機能を搭載しております。
GSLB(広域負荷分散)は、ニフクラ内の複数リージョンだけでなく、 お客様環境や他社クラウドサービスを併用した負荷分散やDR対策にもご活用いただくことが可能です。
特長
GSLB(広域負荷分散)で複数の環境を活用した負荷分散やDR対策に対応
ニフクラ内の複数リージョンだけでなく、お客様環境や他社クラウドサービスを併用した負荷分散やDR対策にもご活用いただくことが可能です。
ニフクラのGSLB(広域負荷分散)は、複数の環境にまたがる振り分けだけでなく、 「重みづけラウンドロビン」による柔軟な振り分けや、異常が発生したサーバーへの接続を切り替える「フェイルオーバー」の実装により、お客様の多様なニーズにお応えいたします。
重みづけラウンドロビン
レコード毎にラウンドロビンの重み付けを設定し、柔軟な振り分けができます。
フェイルオーバー
万が一、振り分け先のサイトがダウンした時には、自動的に正常なサイトに対してのみアクセスを振り分けます。
これにより、東西リージョンを併用した、可用性の高いシステムを構築できます。
ドメイン取得・管理
コントロールパネルから、ドメインの取得・管理まで一貫して行うことができます。
また、ドメインの自動更新設定により、意図しないドメイン失効を防ぎ、更新手続きの手間を省くことができます。
機能・仕様
各項目の詳しい仕様は技術仕様にてご確認ください。
DNS
DNSゾーン管理
管理しているドメインのゾーンの登録、更新、削除を行うことができます。
DNSゾーン登録数 | 500ゾーンまで |
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設定可能なキャッシュ保持時間(TTL) | 60~86400秒 |
レコード管理
DNSレコードの登録、更新、削除を行うことができます。
設定可能なレコード数 | 1ゾーンごと最大10000レコードまで |
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対応レコードタイプ | A、AAAA、CNAME、MX、NS、TXT、PTR、SRV
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GSLB(広域負荷分散)
重みづけラウンドロビン
各レコードの重みづけ値に応じてヒット率を操作することで、均等ではないラウンドロビンを実現する機能です。 より柔軟なアクセス分散が可能になります。
利用可能なレコード | A、AAAAレコードのみ |
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設定可能なヒット率(重みづけ値) | 0~100 |
フェイルオーバー
ヘルスチェックが正常の際は通常のレコード情報を応答させ、異常の際に待機サーバーのレコード情報を応答させることで、異常が発生したサーバーへの接続を切り替える機能です。
ヘルスチェック可能なプロトコル | HTTP/HTTPS/TCP |
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ヘルスチェック指定可能な項目 | IPアドレス/ポート番号/サーバー名/パス/URL |
ヘルスチェックの間隔 | 5分 |
※ロードバランサーとの違い
GSLB(広域負荷分散) | ロードバランサー | |
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負荷分散方法 |
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耐障害性 | フェイルオーバー | ヘルスチェックにより、異常を検知したサーバーを切り離し |
負荷分散機器設置箇所 | DNS権威サーバーを東西リージョンに分散配置 | 振り分け対象のサーバーと同一リージョン |
負荷分散対象 |
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メリット |
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デメリット |
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リージョンをまたいだ負荷分散はできない |
機能の組み合わせについて
重み付けラウンドロビン - フェイルオーバー
組み合わせることができません。
ドメイン取得・管理・転入
ドメイン取得
ニフクラDNSでドメイン名の取得をすることができます。
ドメイン契約年数 | 1年(以降、1年ごとの自動更新) |
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ドメイン登録数 | 最大100ドメイン |
- ※取扱ドメインの一覧など詳しくは技術仕様をご覧ください。
ドメイン管理
ニフクラDNSで取得したドメインの登録情報(Whois情報)を管理することができます。
ドメイン転入
他社で取得したドメインをニフクラDNSへ移管することができます。
※移管可能なドメイン種別など詳しくは技術仕様をご覧ください。
- ※ドメイン転入をした場合の有効期限は下記になります。
- JPRS管理の場合:転入前に保持していたドメインの有効期限が引き継がれます。
- JPRS管理でない場合:転入前に保持していたドメインの有効期限に1年が加算されます。
- JPRS管理かどうかを確認する方法は、ドメイン管理事業者の確認をご覧ください。
ドメイン転出
ニフクラで管理中のドメインを他社へ移管することができます。
逆引きレコード管理
ニフクラ上に作成したサーバーのIPアドレス、付替IPアドレス、マルチIPアドレスに対して逆引きレコードを設定することができます。
- ※2017年9月27日まで逆引きレコードの作成は、申請フォームから設定依頼を受け付けし、当社で設定を行っていましたが、現在はコントロールパネルからレコードの作成/変更/削除を行うことが可能です。
- ※2017年9月27日までに申請フォームから作成したレコードの変更/削除のみ、引き続き以下の申請フォームから設定依頼を受け付けております。
メンテナンスについて
毎月1日の0:00~1:00に定期メンテナンスを実施いたします。なお、定期メンテナンスについてはお客様への事前告知を行いません。定期メンテナンス中は、コントロールパネル・APIそれぞれより、登録済みのドメイン・ゾーン・レコードの参照は可能ですが、新規登録・削除・更新を行うことはできません。また、DNSサーバーの動作に影響はありませんので、登録済みDNSレコードの名前解決への影響はありません。
上位組織のメンテナンスにより、ドメインの取得、操作、転入に失敗する可能性があります。その場合はしばらく待ってから再度お試しください。なおメンテナンス時間によっては数時間申請ができない場合がございます。
料金
税抜料金は、以下からご確認いただけます。
DNS
月額(税込) | |
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DNS ゾーンごとに料金が発生します。 | 550円/10レコード/月 |
GSLB(広域負荷分散)
月額(税込) | |
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重みづけ設定 | 550円/レコード/月 |
フェイルオーバー | 1,100円/レコード/月 |
- ※月間の最大登録数の料金が発生します。
例えば、月初に3レコード存在し、2レコードを登録、1レコードを削除した場合、登録・削除の対象にかかわらず最大登録数の5レコード分のご利用料金を請求いたします。3レコード+2レコード=5レコード
(削除した1レコード分は引かれません。翌月は4レコードとなります。)
ドメイン取得
ドメイン種別 | 年額(税込) |
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ccTLD(JP)ドメイン | 8,250円/ドメイン/年 |
gTLDドメイン | 4,180円/ドメイン/年 |
- ※ドメイン転入をした場合、転入費用としてドメイン転入月に上記と同額の料金が発生します。詳細につきましては、ドメイン転入時の料金についてをご確認ください。
- ※ドメイン種別について、詳しくは技術仕様をご覧ください。
ドメイン転入時の料金について
例)2021年8月が有効期限のccTLD(JP)ドメインを2021年2月に転入した場合
~2021年1月 | 2月 | 3月~7月 | 8月 | 9月 | 10月~ 2022年7月 |
8月 | 9月 | 10月~ 2023年7月 |
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他社利用中 | ドメイン転入 8,250円 |
- | 有効期限 満了月 |
有効期限 更新月 8,250円 |
- | 有効期限 満了月 |
有効期限 更新月 8,250円 |
- |
- ※上記の金額は、すべて税込表示です。
ご利用方法・技術仕様
コントロールパネルおよびニフクラAPIからご利用いただけます。
利用方法、詳しい仕様は各ドキュメントをご確認ください。
よくある質問(FAQ)
DNS / GSLB(広域負荷分散)/ ドメイン取得・管理についてのよくある質問(FAQ)につきましては、以下をご確認ください。
注意事項
- ドメインのWhois公開代理機能はありません。
- SOAレコードの設定はできません。
- ルートドメインのNSレコードの設定はできません。
- A、AAAAへのエイリアスレコード設定はできません。
- 動的IP(ダイナミックDNS)には対応していません。
- ゾーン転送機能には対応していません。
- DNSSECには対応していません。
- 残り有効期限が1年以上であるようなドメインの転入はできません。
- 残り有効期限が30日未満であるようなドメインの転入はできません。
- ※本ページ記載の金額は、すべて税込表示です。
- ※本ページ記載の他社製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です。
- ※本ページの内容は、2023年4月21日時点の情報です。