Red Hat Enterprise Linux AUS
Red Hat Enterprise Linux AUS (Advanced Mission Critical Update Support) は、特定のマイナーリリースを長期(最大6年間)にわたって利用することができる、安定運用・長期利用が求められるシステムに適したサブスクリプション付きのRed Hat Enterprise Linuxサポートサービスです。
通常、新規のセキュリティ・バグ修正はRed Hat Enterprise Linuxの最新マイナーリリースに対してのみ提供されますが、Red Hat Enterprise Linux AUSをご利用の場合は、マイナーリリースのアップデートをせずに新規修正の適用が可能なため、長期にわたる安定稼働を実現できます。
特長
修正適用の負担軽減
Red Hat Enterprise Linuxでは約6ヵ月毎に新しいマイナーリリースが提供されます。通常サポートの場合、最新マイナーリリースに対してのみ新規修正が提供されるため、随時、最新マイナーリリースへのアップデートが必要になります。一方、AUSの場合、最大6年間、同じマイナーリリースに対して新規修正が提供されます。新規修正の適用のために最新マイナーリリースにアップデートする必要がないため、必要最小限のシステム改変に抑えることができます。これにより、修正適用作業によるシステム停止時間を短くすることができます。
アップデートに伴う検証工数の削減
Red Hat Enterprise Linuxのフルサポートフェーズ(※)の期間中に提供されるマイナーリリースには、ソフトウェア機能拡張が含まれます。これには非互換リスクも伴うため、マイナーリリースのアップデートを行う場合は事前の動作検証が重要です。本サービスの場合、マイナーリリースのアップデートが不要のため、検証工数の削減を期待できます。
※Red Hat Enterprise Linuxライフサイクル
富士通のサポートデスクによる対応
オンプレミスやクラウド環境で稼働する数多くのLinuxシステムをサポートしてきた富士通が24時間365日保守サポートを直接行うため、安心してご利用いただけます。
仕様
サービス対象
対象OS | Red Hat Enterprise Linux 8.4(※) Red Hat Enterprise Linux 8.6(※) |
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対象ソフトウェア | 対象ソフトウェア参照 |
対象スペック | サーバータイプ:制限なし CPU数:制限なし メモリ:2GB以上必須 (1vCPUあたり、1.5GB以上の割当てを推奨) |
- ※ニフクラ標準のRed Hat Enterprise Linuxとは別のAUSサービス専用のRed Hat Enterprise Linuxイメージからサーバーを作成していただきます。
新規修正提供期間
Red Hat Enterprise Linux 8.4 | 2027年5月31日まで |
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Red Hat Enterprise Linux 8.6 | 2028年5月31日まで |
イメージ仕様
イメージの設定内容については、スタートガイドをご確認ください。
イメージに含まれるモジュール(パッケージ)情報については、以下をご確認ください。
Red Hat Enterprise Linux 8.4 AUS プレインストールモジュール一覧
Red Hat Enterprise Linux 8.6 AUS プレインストールモジュール一覧
機能仕様
- 修正適用は、富士通株式会社が運用するSatelliteサーバーへインターネット経由で接続して実施します。
- Satelliteサーバーの利用に必要となるアクティベーションキー(Satellite接続情報含む)は、ご契約後個別にご提供します。
- この他導入手順や利用方法はスタートガイドをご確認ください。
サポートサービス内容
修正プログラム等の提供 | 対象ソフトウェアの修正版、レベルアップ版が作成された場合に、お客様がこれを入手することができる環境を準備し、お客様がこれにアクセスするために必要な情報を通知します。 |
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問題解決支援 | 電話・SupportDesk-Web・E-mail により、ニフクラ上で利用されている対象ソフトウェア運用時の以下の質問・ 相談を受け付け、電話・E-mailで回答いたします。 a. 仕様、操作方法に関する質問 b. 正常に動作しない場合における原因調査、回避措置に関する質問・相談 |
SupportDesk-Webによる情報提供 | お客様専用ホームページ(SupportDesk-Web)にて、製品情報、技術情報と対応履歴を提供します。 |
- ※本サービス対象ソフトウェアに関するお問い合わせに際して日本語でのみ対応いたします。
- ※本サービスではお客様と同等の環境での実機検証等は行いません。
サポートサービス時間帯
サービス項目 | サービス時間帯 | ||
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修正プログラム等の提供 | 24時間365日(※1) | ||
問題解決支援 | 受付 | 電話での受付 | 24時間365日 |
E-mail・SupportDesk-Webでの受付 | 24時間365日(※2) | ||
回答 | 24時間365日(※3) | ||
SupportDesk-Webでの情報提供 | 24時間365日(※2) |
- ※1別途通知するシステムメンテナンス時間(週1回)を除きます。
- ※2別途通知するSupportDesk-Webの停止日を除きます。
- ※3休日および夜間(19:00~翌8:30)は、業務影響をヒアリングした結果、富士通株式会社が緊急性の高いと判断した問題のみ対応いたします。
その他サポートサービスの仕様詳細は、利用規約をご確認ください。
料金
税抜料金は、以下からご確認いただけます。
サービス名 | 月額(税込)24時間サポート付き |
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Red Hat Enterprise Linux AUS 4コア以下(6vCPU未満のサーバー) |
35,310円/ライセンス/月 |
Red Hat Enterprise Linux AUS 5コア以上(6vCPU以上のサーバー) |
46,530円/ライセンス/月 |
- ※1ライセンス分の料金一覧です。
- ※サーバーのスペックを変更した場合は、当月に利用された最大サーバースペック(vCPU数)で請求されます。
- ※Red Hat Enterprise Linux AUSは、ニフクラのサーバー(月額のみ)とセットで提供となります。ライセンスのみを提供することはできません。
- ※サーバーの費用は別途請求されます。詳細は料金一覧をご確認ください。
- ※Red Hat Enterprise Linux AUSのサポートは、FUJITSU Managed Infrastructure Servive SupportDeskが実施します。
- ※SupportDeskサービス管理者IDの新規お申し込み後、Red Hat Enterprise Linux AUSのサポートのご利用開始まで約7営業日かかります。余裕をもってお申込みください。
ご利用方法

SupportDeskお申込み
本サービスのSupportDeskは、ご利用開始希望日の7営業日前までに、下記フォームよりお申し込みください。
- ※お申し込み時にログインされたニフクラIDでのご登録となります。
- ※Red Hat Enterprise Linux AUSのサポートは、FUJITSU Managed Infrastructure Service SupportDeskにて行うため、利用登録に必要な情報等もこちらのフォームでご入力いただきます。
- ※本サービスの申し込みページにて新規SupportDeskサービス管理者IDを発行することができます。ニフクラサービス以外の商品でSupportDeskサービス管理者IDをお持ちの場合も、ニフクラサービス専用で新規にSupportDeskサービス管理者IDを取得してください。
アクティベーションキー発行
WEBフォームにご記入いただいたご担当者様のメールアドレスにアクティベーションキー(Satellite接続情報含む)をメールにて送付いたします。